重慶大厦（チョンキンマンション）特集３・重慶カレー

2014/04/30

一度は食べてみたい重慶カレー

ミニインディアタウンとも称される重慶大廈には、本場インドカレーが食べられるショップが軒を連ねる。
「食べてみたいけれど、本当に美味しいの？どこへ行けばいいの？」という方もいるだろう。
そこで、編集部が舌と目と足をフル活動させて厳選したショップを紹介しよう。

窓からの景色も楽しめる??
Sedique Halal Mess (インド/パキスタン)　A座 6/F. A3室

オーナーのセディキ氏。調理も担当している

エレベーターを降りて右手のドアを開けると、突き当たりにあるお店。シンプルな店内には窓があり、日中は自然の光が差し込み、とても明るい。インドとパキスタンの料理が楽しめる。入り口に「Members Only」とあるが、メンバーでない人も快く迎えてくれる。

重慶マンションには珍しい窓からの景色

オススメは鶏を丸々一羽焼いた「タンドリーチキン（Tandori Chicken）｣、「ラムカレー（Lamb Curry）」。カレーは柔らかく煮込まれたラム肉とカレーソースの相性がピッタリ。口に入れた後、時間差でやってくる喉の奥で感じる辛さは癖になりそう。メニューには「ブレインマサラ（Brain Masalah）」のようなビックリ料理もあれば、「BBQクエイル（BBQ Quail）」、金曜日のみ提供される「ナハリ（Nahari）」など、他の店ではあまり見かけない品々も。飲み物はソフトドリンクのみで、アルコールは持ち込みも禁止。

ラムカレー(Lamb Curry)

Sedique Halal Mess
電話：(852)2367-4445
営業時間：月～日、12:00～15:00, 18:00～22:30

創業23年の老舗人気店

Khyber Pass(咖喱王) (北インド)　E座 7/F. E2室

エレベータを降りると
目の前に見えるサイン

エレベーターを降りると金色のサインが目の前に。入りにくい雰囲気のドアには｢Members Only」とあるが、ご心配なく。メンバーでない人は、用紙に必要事項を記入するだけで即メンバーに。オープンして23年、ネットで口コミを聞きつけたお客さんで賑わっているそうだ。お店のオススメは「サモサ（Samosa）」、中身は野菜と肉の2種類ある。後は｢タンドリーチキン（Tandori Chicken）」と「チキンティカ（Chicken Tikka）」。

創業以来勤務している
ワズ氏

作り方は同じだが違いは、「タンドリー」は骨付き、「ティカ」は骨なし。お店によると、日本人に人気なのは「タンドリーチキン」、「チキンカリー（Chicken Curry）」、そしてオクラの入った「ビンデーマサラ（Bindi Masala）」だそうだ。ビールは提供しているが、それ以外のアルコール飲料は無料で持込み可。

タンドリ―チキン(Tandori Chicken)

Khyber Pass (咖喱王)
電話：(852)2721-2786
営業時間：月～日、12:00～15:00、18:00～23:30

マハラジャの舌も唸らせる！？

Taj Mahal Club(皇宮印度餐廳) (北インド)　B座 3/F. 4室

店の外観

伝統的な北インド料理を提供し続け40年になるこのお店。電飾が輝く、赤い看板のエントランスが目印。料理は作り置きせず、オーダーが入ってから作るそうだ。新鮮な素材にこだわり、例えば、「ヴィンダルー（Vindaloo）」にはチリパウダーではなく、新鮮なタイのチリをすりつぶして使用。自家製のプレーンヨーグルトを使った「マンゴーラッシー（Mango Lassi）」は自然の甘みが感じられ、すっきりとした口当たりだ。ラッシーに新鮮なヨーグルトが使用されているかを見極めるポイントを教えてくれた。ドリンクの濃度はサラサラした感じで薄め、そして甘すぎない。濃く、甘すぎるものには粉末ヨーグルトが使われていることもあるらしい。お店のオススメの「チキンティカマカニ（Chicken Tikka Makhani）」は他の店がソースにトマトペーストやケチャップを使うところを、ここではフレッシュなトマトを使用している。トマトの風味が広がり、辛みは少し遅れてやってくる。辛さは調節してくれるので、辛いのが苦手な人も安心できる。アルコール類も提供されているので、スパイシーな料理によく合うビールもオーダーできる。

チキン･ティカ･マカニ
(Chicken Tikka Makhani)

Taj Mahal Club（皇宮印度餐廳）
電話：(852)2722-5454
営業時間：11:30～15:00　18:00～23:30
ウェブ：www.tajmahalclub.com.hk

日本語が話せるスタッフがいるお店
The Delhi Club(新德里餐廳) (北インド)　C座 3/F. 3室

店の外観

勤続10年のジェームス氏

シンプルな茶色いドアが目印のこの店は、22年の歴史を持つレストラン。”MembersOnly”の看板があるが、メンバーでなくても入店できる。広東語のメニューには、辛さ(辣)のレベル(無、小、中、大)が記載され、料理を選ぶ際には参考になる。また、日本語が話せるスタッフもいるので、困った時は助けてくれる。アルコール類はインド「Kingfisher」を含む各種ビールをはじめ、ワイン、スピリッツに至るまで揃っている。人気は「チキンマサラ（Chicken Masala）」、「マトンデリスペシャル（MuttonDelhi Special）」、「サグパニャー（Sag Paneer）」だそうだ。他にも、数々の定番料理が並ぶメニューには102品が掲載されている。メンバーになるのはとても簡単。必要事項を記入するのみで会員費も必要ない。