香港と広東のアート特集2・世界のアートに触れる

2015/02/02

アートバーゼル香港
Art Basel Hong Kong

世界中のアートギャラリーが集結。3日間の一般公開は見逃せない!

アートバーゼル香港  世界中のアートギャラリーが集結

今年で3回目となるアートバーゼル香港が、最強といわれるギャラリーラインナップを用意し3月に開催。UBSをリードパートナーに迎え、世界37カ国より主要な233軒のギャラリーが参加、20世紀初頭の近代から最新のコンテンポラリーアーティストの作品までが出品する予定だ。2015年度は、これまで世界各国から参加しているギャラリー陣に加え、ヨーロッパ・アメリカ・アジア地域より新たに多くのギャラリーが参加予定。日本からも多くのギャラリーが参加するが、その中でもTaro Nasu(東京)、Yoshiaki Inoue(大阪)が初参加となる。

最高レベルのアートが展示される

展示はさまざまな部門に分かれており、メインは「ギャラリーズ(Galleries)」である。179もの近現代ギャラリーが参加し、最高レベルの絵画や彫刻ドローイングやインスタレーション、写真、ビデオそしてエディション作品などが展示される。

また「インサイト(Insights)」部門では、アジアにスペースを持つ34のギャラリーによるキュレトリアルプロジェクトが展開。展示は個展形式、優れた歴史的素材を使用したもの、そして明確なテーマを持ったグループ展などがある。2フロアの中心部を使用して展示される同部門では、オーストラリア、アゼルバイジャン、カンボジア、インド、日本、中国、サウジアラビア、韓国、パレスチナ、フィリピン、台湾、タイ、トルコ、そしてアラブ首長国連邦からのアーティストを迎え、国境を超えた美術の世界を紹介する。

アート  国境を超えた美術の世界を紹介

そのほか、世界中から注目を集める新進アーティストを個展・2人展形式で紹介する「ディスカバリー(Discoveries)」や、国際的に著名な文化者の生の声が聞ける貴重なプログラム「トーク・パネルディスカッション」、大規模彫刻作品やインスタレーション作品を展示する「エンカウンター(Encounters)」部門がある。さらに昨年好評を博した新部門「フィルム(Film) 」は、会場にほど近い香港アートセンターとのコラボレーションのもと、アニエス・べーシネマにて開催。

早めにチケットを購入することでお得に楽しむことができる。今すぐウェブで確認しよう!

◉アート・バーゼルとは
アート・バーゼルは、モダンおよびコンテポラリーアートを取り扱う、世界第一級のアートショーをバーゼル、マイアミビーチ、そして香港で開催している。開催都市と地域性を反映した各ショーの独自性は、出展ギャラリー、展示作品、そして地元機関と同時共催されるプログラムのコンテンツに現れる。世界中から集まる一流ギャラリーが立ち並ぶ大規模なブースに加え、各ショー独自の展示セクターでは、ビジュアルアートにおける最新動向にスポットライトが当て、来場者に新しいアイデアや着想のヒントを提供する。選考委員会は著名な国際ギャラリストで構成。SCAI THE BATHHOUSEの久保田真帆氏(東京)、Take Ninagawaの蜷川敦子氏(東京)が日本人の選考委員会メンバーである。

アートバーゼル香港   アートバーゼル香港

アートバーゼル香港  アートバーゼル香港

アートバーゼル香港 Art Basel Hong Kongアートバーゼル香港

場所:香港コンベンション&エキシビションセンター(HKCEC)
日時:一般公開日 3月15日(日)13:00~20:00
3月16日(月) 12:00~20:00
3月17日(火) 12:00~17:00
入場料: 1日券 HKD250(月、火)、HKD300(日)
2日券 HKD400(月、火)
3日券 HKD650
5歳以下 無料
購入方法:http://artbasel.comhttp://hkticketing.com、(852)3128-8288
ウェブ:http://artbasel.com
フェイスブック:http://facebook.com/artbasel

 

第39回 香港国際映画祭

The 39th Hong Kong International Film Festival

世界中の映画ファン必見!
ワールドクラスの映画を楽しもう

香港国際映画祭 香港国際映画祭

世界中の映画ファンや映画製作者が訪れるアジアで最大級といわれる映画の祭典「香港国際映画祭」の時期が近づいてきた。同イベントは、1977年より毎年開催され今年で39回目となり着実に歴史を刻んでいる。香港のアカデミー賞である金像奨(Hong Kong Movie Awards)や、アジア映画大賞(Asian Film Awards)の受賞も行い、チムサーチョイ(尖沙咀)の香港文化センターを中心に香港内の各地で開催され約1ヶ月半もの間映画界を盛り上げる。

50を超える世界各地から約280のフィルムが集まり上映され、香港で最大級の文化イベントとして知られ、毎年同時開催イベント「香港国際フィルム&テレビマーケット(フィルマート)」に出席する5,000人のビジネス客を含む60万人以上の観客で大盛況となる。新しい才能の発掘、中国の映画界の幅広さ、ワールドクラスのフィルムを楽しむことができる。

アンバサダーには香港の俳優ルイス・クー(Louis KOO Tin-Lok)氏を迎え、映画祭を盛り立てる。同氏は、アジアで有名な映画俳優であり、最近は「Don’t Go Breaking My Heart 2」「, Overheard 3」,「Aberdeen」,「 Out of Inferno」などに出演。国際的に有名な映画祭で280ものフィルムを紹介することができワクワクしていると意気込みを語る。

また同映画祭のポスターを作製したジャック・リー(Jack LEE Ka Wa)氏は、ヴィクトリアハーバー上にカラフルな船を描きそこから人気のある映画キャラクター達が街におりてくるファンタジーな世界をポスターに描いた。グラフィックデザインや多数の会社の広告デザインも行い、2004年に個人のスタジオを設立した若き才能あふれる同イラストレーターにも注目が集まる。

同映画祭のチケットの種類はさまざまで、VIPチケットや売り切れていない映画であればほとんどを見ることができるSuper Value Passがあり、ウェブにて購入が可能。いずれも少し値が張るが映画ファンにはオススメ。そのほか見たい映画のチケットは、ウェブサイトからの申し込み、映画祭が開催される映画館窓口などで購入できる。

長い歴史を持つ国際的な同映画祭は、約1ヶ月半もの間、製作者、映画マニア、香港を訪れた客を魅了するだろう。まもなく映画祭の詳細がウェブにて公開される。人気の映画は売り切れる場合もあるため、早めに確認したい。

第39回 香港国際映画祭 
The 39th Hong Kong International Film Festiva(HKIFF)
場所:香港文化センターなど
日時:3月23日~4月6日
ウェブ:http://www.hkiff.org.hk
詳細は近日発表

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