女性達のニーズに応えるウェアラブル製品が続々と登場

2017/12/28

女性たちは何を求めているのか。この古来からのテーマに関しては、テクノロジー企業はしばしば過ちを犯してきたように見える。女性たちの声に耳を傾けること無しに専ら製品の発想の斬新さや、有名デザイナーとのコラボなどに終止し、女性が望んでいるだろうものを自分たちが考えて販売してきたからだ。

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だがここにきて、特にウェアラブル市場において女性のためのスペシャリティに着目する傾向が強まっており、セキュリティからリプロダクティブ・ヘルスまで、女性のニーズに対応する商品への注目が集まっている。

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例えば美しいルックスのウェアラブルプロダクツとして筆頭に挙げたいのが、“Wisewear”。Socialiteコレクションは3種のデザインのスマートブレスレットで、万歩計とカロリー計算機能のほか、Bluetoothを使用して携帯電話に接続し、着信とテキストメッセージ、スケジュール確認などに使用できる。また身辺が安全でないと感じた際に独自の手順でブレスレットをタップすると、Googleマップの現在地が事前に登録した5つの連絡先に送信され、リストの最初の人物に電話がかかり、音声を伝えられる仕組みになっているなど、セキュリティ機能も充実。TPOを選ばずに身につけられるデザインは秀逸だ。

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クラウドファンディングで実にUS$313,785、目標の6倍以上の金額を集めて業界の話題をさらったのはROAR for Goodの“Athena”。バッグやベルト、ウエストバンドに付けたり、チェーンに通してネックレスとして身につけることができる円形の小型デバイスで、シルバー、ブラック、ローズゴールドの3色がある。非常時は大きな音で警告し、Googleマップを介して連絡先に居場所をテキスト送信する。SilentROARモード内蔵で、区別してテキストのみを送信したいときにも便利。商品代金の一部は暴力を減らすために一般市民を教育するプログラムに寄付される仕組みになっており、“人生を大胆に、恐れず生きていく”という同社のテーマも共感を読んだ理由の1つだろう。

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女性の健康に特化した商品として注目したいのは、Bellabeat社の“Leaf Urban”。睡眠や運動量を管理し、全身の健康状態と月経周期を追跡するだけでなく、体調と女性機能のコンディションからストレスレベルをトラッキング。データ量が十分ならストレスを予測し、深呼吸を促してリラックスとストレスの解消をサポートしてくれる。ネックレスやブレスレット、クリップとして身につけることができ、色はシルバーとローズゴールドの2色展開。

リプロダクティブ・ヘルスアイテムとしては、妊婦に特化したBloomlifeに注目してほしい。妊娠9ヶ月頃から身に着けるタイプだが、他のウェアラブルデバイスと違ってレンタルで利用することができる。

下腹部にデバイスを張ると、電気生理学に沿って子宮収縮の測定をスタート。頻度と時間を記録してくれるので、胎内のコンディションをスマートに捉えられる。これさえあれば状況のメモを取る必要もなく、夜中に不必要に医者に電話をかけたりすることも無くなるはずだ。

 

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