「SASUKE NINJA PARK」鰂魚涌

2022/12/07

 強くなりたい
 心も身体も。

1997年より日本のテレビ番組「筋肉番付」のスペシャル企画としてスタートした「SASUKE」。当時お茶の間でブラウン管の前に座っていた中学生の私は、屈強な男たちの命をかけた戦いに、文字通り見入ってしまったことがある。多くの応募者の中から選ばれたプロアマの出場者100人が、毎回不可能と思えるような障害物をスーパーマリオのゲームのようにクリアしていく様子を、固唾をのんで見守る。中にはオリンピック出場者もいたが、ガソリンスタンドのバイトや、毛ガニ漁師(初代完全制覇者・秋山和彦さん)など、大半は一般人からで、これが余計に親近感を持たせるしくみだった。男たちは「SASUKE」に出場するために、日々トレーニングをし、夢をかけ、仕事をやめた者さえいた。「SASUKE」はもはやテレビ番組企画だけにとどまらず、多くの人のいきがいになっていたと思う。そして私たち視聴者は、画面を通して彼らの汗水を目の当たりにし、なんらかの元気をもらっていたと思うのだ。
ここ香港にもそんな「SASUKE Spirit」を受け継いだ場所があると聞き、編集部はさっそくコンタクトをとってみた。SASUKE NINJA PARK代表でヘッドコーチでもあるYeungさんは専門のトレーニングを経て2022年に同パークをオープン。キッズと成人クラスそれぞれに忍者レギュラーコースやトライアルコースなどを開催している。image0image9image5 Yeungさんは同パークの目的を次のように話す。「特に小さなお子さんや10代のお子さんに、障害物をクリアする動きの中で、スポーツスキルを上げたり、筋力強化、そしてポジティブなマインドセットを持ってほしい。SASUKEは2028年よりオリンピック競技になる計画もあります。心身ともに鍛えにぜひ参加してください」。レギュラークラスのほか、一般の人へのオープンジム、テイラーメイドプログラム、学校出張サービス、忍者コンペティションなど幅広いサービスも行なっている。coachimage1 そうなのだ、交通手段が便利になり、コロナ禍ではオンライン、エスカレーターにエレベーター、私たちはますます身体を動かす選択肢を失っている。成長期の子どもたちは、学校が終われば塾などの習い事に追われ、帰宅すればテレビゲームの日々。障害物をクリアした時の喜び、また失敗した時の悔しさ、そしてそこからの努力を、今こそ現代を生きる子どもたちに経験してほしい。大丈夫、コーチや仲間がいれば、きっとその障害物は越えられる!image8image7


image3SASUKE NINJA PARK
住所:Room 2204 Westlands Centre, No.20 Westlands Rd., Quarry Bay
WhatsApp:9832-2052
FB:Sasuke Ninja Park
メール:sasukeninjapark@gmail.com

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