風水の奥義を行く!第78回 五行、この素敵なエネルギー、の巻

2018/08/07

中国で生まれ五千年以上の歴史ある風水。

ここでは香港の伝統的な風水をご紹介しながら風水の奥義に迫ります。

 

◆目に見える五行◆

Capture_6暦の上では立秋(8月7日)を過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きます。体力とスタミナをつけて暑さを乗り切りたいものですね。さて、先日、香港のあるオフィスビルのロビーで上から下へと水が流れるオブジェを見かけました。「おや?」と思い、そのロビーを見回してみると、真ん中に広い明堂(ある一定の空間)があり、西の方にアートのような金属でできたオシャレなオブジェがあり、東の方の窓越しに小さな林があります。これは、目で明らかに風水をやっていることが分かる風水で、「五行局」という手法です。
五行局の五行とは、木、火、土、金、水の5つのエネルギーのことです。「エネルギー」と言った途端に引いてしまう方もいらっしゃるかもしれません。この目には見えない5つのエネルギーを私たちが実際に感じとることは難しいですが、色やマテリアル、形など、目に見えるもので表すこともできます。
色の場合は、木は緑色、火は赤色、土は茶やベージュ、金は白や金色、水は青や黒、紺、グレーなどです。マテリアルの場合は、木は木や板、火はリアルな火や照明、土はテラコッタや陶器、金は金や真鍮、銅などの金属、水はリアルな水や波の形のものなどです。

 

◆五行局を生かす黄大仙廟◆

五行局は、道教から来る風水の手法で、永遠に存続し、そして発展させるための手法です。
この手法を活用しているところに、道教のメッカ黄大仙廟があります。
日本では、おみくじや占い横丁が有名になっていますが、じっくりと見てみると道教的風水の様々な仕掛けがあり、ここの五行局は18,000平方メートルの広大な敷地の中に建物を配置することでなされています。
まずは木エネルギーの建物「經堂」から。黄大仙の事務所にもなっている「經堂」は、壁や床などの内装、テーブルや椅子などが木製であり、五行の木エネルギーがモチーフです。入り口付近にあり、参拝ルートになっている「盂香亭」は朱塗りの建物でローソクのような形をしており、五行では火を意味します。建てられて80年の時間が経っているのに白い壁が今なお美しい「照壁」は土を意味します。「飛鸞台」は金エネルギーを意味する銅で覆われた建築物です。「玉液池」はリアルに水がある池ですので五行では水を意味します。

經堂

經堂

玉液池

玉液池

飛鸞台

飛鸞台

照壁

照壁

盂香亭

盂香亭

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆孟意堂風水的五行を生かす奥義◆

五行局は目に見える5つのエレメンツを扱うため、風水の中でも比較的理解しやすい方法です。そのため、香港では様々なところで見かけることができます。黄大仙のように建物で表わす場合もありますが、何も建物だけとは限りません。色やマテリアルなどを使ってご自宅でも、事務所でも、お店でも、五行局を表現することができます。高級そうなすごい風水グッズを使うと、何となく効き目があるようにも感じることでしょう。
しかし、この五つのエレメンツのエネルギーが活用されているかどうかを見てみると、「???」と思う場合も少なくありません。ただモノを置いていたり、単にカラーを揃えるだけでは五行局の力は発揮されないのです。
五行では、木は火を生み、火は土を生み、土は金を生み、金は水を生み、そして水は木を生みます。1つ1つがバラバラに存在しているのではなく、この5つのエネルギーが連動し、太極の図のように自然に流れていくことで五行局は1つ1つの力とは違う力を発揮するのです。道教の五行局のすごいところはここです。

 


彦坂 久美子
<プロフィール>
名古屋市出身。中国古代からの知恵である風水に魅かれ、著名ブランドが認めた風水師デビッド•ソー先生の弟子として無常派風水に師事。易経を含めた玄学に長年携わり、漢五派第七十三代嫡系・孟意堂として住宅、事務所、店舗等の風水、開業や引越し、結婚等の日取りの選定、四柱推命で人生の様々な問題やニーズに対応している。著書に「金運を引き寄せる孟意堂風水(廣済堂出版)」がある。

孟意堂
<問い合わせ先>
住所:Rm. 2201, Tower 2, Times Square,1 Matheson St., CWB
電話:(852)9841-6366
ファックス:(852)2961-4800
メール:[email protected]
ホームページ:http://mannidou.com
フェイスブック: mannidou

 

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