第38回香港国際映画祭で小津安二郎の名作を上映「彼岸花」など

2014/03/10

小津安二郎の作品アジア最大級の映画の祭典「第38回香港国際映画祭(The 38th HKInternational Film Festival)」が、3月17日から4月7日まで開催される。毎年約60万人の動員を誇る、香港映画界の一大行事だ。世界中の映画作品をピックアップして香港で上映するこの映画祭で、今年多くのファンに期待されているのは、小津安二郎の作品4本が上映されることだろう。

 

 

香港国際映画祭で上映予定

世界でも有名な映画監督の1人である小津安二郎は、「東京物語」を始め、様々な名作を生み出した。特に「小津調」と呼ばれる、隅々まで計算しつくされた独自の映像美、世界観は世界的に高い評価を得ている。小津監督最初のカラー作品「彼岸花(1958)」。日本芸術院賞を受賞した「お早よう(1959)」。多くの小津作品で娘役をつとめてきた原節子が初めて母親役を演じた「秋日和(1960)」。そして監督の最後の作品「秋刀魚の味(1962)」。今回の映画祭で上映されるこの4作品は、最近小津ファンになった人も、以前からの小津ファンも一緒に名監督の作品をじっくりスクリーンで味わうことができる。

チケットはソールドアウト続出なので、早速ウェブをチェックしよう!

 

The 38th HK International Film Festival
期間:3月17日~4月7日
ウェブ:www.hkiff.org.hk

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