深セン(SHENZHEN)特集3・深セン人10大スローガン

2015/04/01

深セン人10大スローガン

経済特区になって35年あまりの深セン市

 

 

 

 

1980年より経済特区になって35年あまりの深セン市。香港と広州市の間で急成長を遂げるこの若くハツラツとした都市の勢いを物語る「深セン人10大スローガン」を見れば、これからの深センの方向性が見えてくるかも!?

一、時間就是金銭,効率就是生命(時は金、効率は命)
深センスピリットの起点となる考え。このスローガンは深セン経済特区蛇口工業区で1981年に提起され、1984年10月1日の中華人民共和国建国35周年式典で全国に伝えられた。

二、空談誤国,実干興邦
(空論は国を危うくし、実行は国を繁栄させる)ムダな議論を減らして、行動に時間を使う。1992年初め、蛇口で提起されたスローガンで、現在でも青字に白文字で記された看板が蛇口南海大道わきに立っている。

三、敢為天下先(あえて天下の先となる)
老子の「不敢為天下先」(あえて天下の先をとらない)の反対をゆくスローガン。1992年、鄧小平氏が深セン経済特区を視察した際の談話が発表され、この言葉が広まった。

四、改革創新是深セン的根,深セン的魂
(改革・革新は深センの根・深センの魂)
深セン発展の原動力は、改革と革新にある。2005年3月25日、中共深セン市委工作会議で提起された言葉で、特に未来の発展に対する強いメッセージを含んでいる。

五、譲城市因熱愛読書而受人尊重
(読書好き・勉学熱心なことで知られる都市)
各都市には夢・理想・目標があるが、深セン市民は読書・勉学を選択した。2000年から毎年11月を「読書月」に定め力を入れている。

六、鼓励創新,寛容失敗(革新を奨励、失敗に寛容)
“失敗”に対する見方でその都市の力量を測ることができる。真の実力があるからこそ革新を奨励し、失敗に対しては寛容になれる。

七、実現市民文化権利(文化的権利を実現する)
文化的権利は人間のもつ基本的な権利。2000年11月、初の深セン「読書月」期間、全国に先駆けて文化の持つ権利に言及。経済、政治、文化、社会建設の“四位一体”を目指す。

八、送人玫瑰,手有余香(バラを贈れば手に香りが残る)
人に良いことをすれば気持ちが良いという意味のインドの古いことわざ。外から入って来た人が多い深センでは助け合いが必要だった。深センのボランティア・助け合い精神をあらわす言葉となっている。

九、深セン,与世界没有距離(深センと世界に距離はない)
これまでずっと世界の潮流を追いかけ追いつき、世界に向けて扉を開き続けてきた。つまり世界との距離“0”を維持してきたのが深センだ。

十、来了,就是深セン人(深センに来たら深セン人)
1980年から経済特区になった深センは、元々全国各地から来た人たちで作られた若い都市なので、よそ者という観念はない。深センに来た人々は、より居心地よい深セン市の建設ために、自分なりの力を捧げるので、だれでも大歓迎される。
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