ブランド構築10のポイント中小規模ビジネス編

2018/04/04

ブランディングは、独自のブランドを好む消費者にアピールするという意味では大企業同様、中小企業にとっても大切なものだ。

それはあなたやチーム、外部のユーザーそれぞれにとってのビジネスを定義する方法であり、外部からどう見え、どのような印象を与えるか、ということであると同時に、ビジネスのアイデンティティであり、その本質と価値を表す。

戦略的ブランディングのメリットは、顧客が感情をシェアすることでブランドの価値観や信念が広まって売上が増加したり、ブランド力が増すことにある。それはロイヤリティーやさらなる支持にも繋がり、競合相手が売上達成のためにディスカウントせざるを得ないときでも、あなたは定価を貫くことができるかもしれない。また、キャンペーンや購買層を広める理想的なプラットフォームを得られる可能性もある。以下に10個のブランディング成功の秘訣をご紹介しよう。

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1.ブランドを定義する
まず提供する製品やサービスから、それらが占める市場のスペースを特定し、感情的、合理的なニーズと顧客の思惑を研究しよう。ブランドキャラクターは事業を促進して顧客と繋がり、市場で差別化をしてくれる存在であるべきだ。

2.客観的視点を大切に
私達個人は、何者であり、誰が誰と結びついているのかを定義する信念、価値観、目的で構成され、それぞれのパーソナリティが、様々な状況でどう行動、発言してどのような服を着るか等を決める。大衆は直感的だ。自らのキャラクターが何であるかを考慮することは普段あまりないが、ブランドを構築するには彼らの理解を得ることが不可欠になる。

3.ビジネスの原動力を考える
何を信じ、目的は何なのか。誰がブランドのヒーローなのか。これらは、感情的なブランドポジショニングを確立し、ブランドコミュニケーションのアイデンティティと、キャラクターを知らせるのに役立つ。

4.顧客との長期的な関係性の構築を目指す
見せかけのキャンペーンや顧客の期待を高めたのち約束を破ったりせず、まっとうなブランディングで顧客の信頼を得ること。会社が何者なのかをクリアにし、日々の企業活動で真の価値を作り出すのだ。

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5.顧客へのスタンスは変えない
顧客への語りかけは一定のトーンを保つ。それはビジネスの個性を強めて提供をクリアな形にするので、顧客が製品やサービスに何を期待するのか、正確に知ることができる。

6.顧客に対して同じメッセージを同じやり方で繰り返してはいけない
それよりも重要なメッセージを連携させ、一貫したアイデンティティを構築することを目指すのがポイント。

7.大手や有名ブランドの真似はしない
目指すのは自社独特のアイデンティティ。独立系企業に関心を示す客層は確かに相当数存在し、逆に大手が独立系企業の真似をしようとしているほどだ。真に独立した事業者なら、彼らの意識にマッチした事業展開をし、本物を探す顧客の心を惹きつけることができるはず。

8.革新的に、大胆に。信念を貫く
大手ブランドは、官僚主義の経営層に邪魔され、顧客の常に変化するニーズに柔軟に対応することが難しい。時にそういった存在によってブランドは、大切な個性を失ってしまうことがある。

9.顧客とのコミュニケーションには常にブランディングを考える
無理な割引などでブランドの地位を落としてはいけない。それよりは多くのオファーを出そう。プロモーションは、ブランドミッションを強化するチャンスだ。

10.顧客を味方につける
顧客との適切な距離を保って彼らの知性を尊重すること。顧客にブランドについてより深く探求するよう動いてもらうことができれば、彼らは知り得たことを、まだブランドを知らない他者に対して広める伝達者になってくれるかもしれない。

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