海外で作る自分年金セミナーin香港&深圳開催のお知らせ 「国家財政の敗戦」

2016/11/07

敗戦を告げる玉音放送の半年後の1946年2月16日夕刻の渋沢敬三蔵相によるラジオ演説で国民は「国家財政の敗戦」を知らされた。「預金の支払制限 世帯主三百円」「新日銀券を発行」・・・。終戦直後の日本のインフレ率は568.1%。政府は国民の財産を吸い上げ、インフレで債務の実質価値を目減りさせて、戦時国債で借りたお金をなんとか返した。

70年後の日本、ネット上には「発行残高1000兆円の国債は政府の債務で国民は1000兆円の債権者」「国債のほとんどは国内で消化しているから財政破綻には至らない」といった言説があふれている。戦時国債もほぼ国内で消化され、国民は債権者だったが紙くず同然になってしまった過去を既に忘れてしまったかのようだ。

今の日本の財政状況は異常だ。IMFの最新の統計によると日本のGDPに対する債務残高は249%でギリシャの178%を大きく上回っている。第2次世界大戦中の44年の204%より高く、古今東西を見回しても46年の英国の270%に匹敵し、大戦でもないのに史上最悪に近い。

それでも日本には1,700兆円と言われる豊富な個人金融資産があるので、国家は最終手段として預金封鎖と新円切り替えを行なうことで、財政破綻を回避することができる。さすがに現代において預金封鎖はないとしても、今後さらに深刻になる少子高齢化社会に備えて、国民年金、国民健康保険といった社会保障関連費用が大幅に削減されていくことは避けられない。

もはや自分の年金は自分で作る時代、将来的な年金削減リスクに備えて、世界一自由度の高い国際金融センターである香港の金融商品を活用するメリットについて詳しく知りたい方は、「海外で作る自分年金セミナー」に参加されてみてはどうだろうか?香港・深圳での個別相談会は随時開催しているので、気軽に問い合わせてみると良い。

木津英隆

プロフィール: 木津英隆(きつひでたか)
謙信アセットコンサルティング(香港)代表取締役。格付け会社勤務経験を生かした金融商品のリスクとリターンの丁寧な説明に定評がある。ブログ「香港IFA木津英隆のマネーは巡る」でも独自の視点で世界の金融情報を発信中。

<セミナー日時・場所(参加費無料)>
11月19日(土)14:00~16:00 香港上環オフィス
11月20日(日)14:00~16:00 深圳粤海酒店
※以下HPの「セミナー申込」or「個別相談申込」をクリック
HP:www.kenshin.com.hk
香港携帯:(852)9062-0532 中国携帯:(86)136-9184-0363

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