故郷紹介「佐賀県便り」

2018/09/18

PPWでは、より地元密着型を目指し、隔週で各県の取り組みや故郷紹介を行っていきます。

第六弾は「佐賀県」!
佐賀県香港事務所・田中所長にお話を伺いました。

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香港進出の背景をお聞かせください。

佐賀県香港事務所は2012年1月に開設されました。「県産品の販路拡大」「観光誘致」「文化交流促進」「佐賀県の情報発信」「アジアの情報収集」の5つが主な目的です。

 

香港での取り組みとその状況はいかがですか?

開設当初からメインの取り組みである「佐賀牛」のブランド強化と販売プロモーション支援を行なっています。多くの方の支持のおかげで、事務所開設時には約21トンだった年間輸出量が、2017年には約35トンまで増加しました。

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また、当時ほとんど流通していなかった「佐賀酒」も、蔵元の皆さんと力を合わせて営業に取り組み、現在では県内25蔵元全ての地酒が入手可能となりました。その他、佐賀米「さがびより」や苺「さがほのか」、「佐賀海苔」等の美味しさをより多くの香港の方に知ってもらうため、日頃から卸売業、小売業の方々に働きかけています。

今年4月には佐賀銀行の支援のもと、銅鑼湾(コーズウェイベイ)に佐賀県産品レストラン「佐楽SARA」がオープンしました。佐賀牛や佐賀酒はもちろん、玄海灘でとれた新鮮な魚介類等を「有田焼」の器で楽しんでいただけます。「佐楽SARA」を通じて、食とともに陶磁器などといった県内工芸品の販売も支援しています。

観光においては、旅行会社やメディアを佐賀県へ招へいし、県内の旅館等と繋いでいます。事務所の開設が大きなきっかけとなり、香港からの宿泊観光客は1,740人(2013年)から13,120人(2017年)と4年で約6倍となりました。その他、佐賀市内や唐津市内の中学校の定期的な学校交流も実現させることができました。

 

今後、どのような展開を考えていますか?

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佐賀牛に続いて、佐賀酒の更なる拡大を進めるため、プロモーション強化を図っていきます。食事の魅力は飲み物とのカップリング!芳醇で旨味豊かな佐賀酒は香港人にも好評で、佐賀牛との相性も抜群です。お酒を飲まない方には、県内名産の「嬉野茶」や「伊万里茶」を楽しんでいただきたいです。また、県内陶磁器の魅力を知っていただけるような活動も行なっていきます。

この機会にPPWの読者の皆さんにぜひお願いがあります。日本国内から九州への移動は意外と大変ですが、香港からであれば僅か3時間で移動可能です。ドラゴン航空と香港エクスプレスが就航する福岡空港から佐賀へはたった1時間!香港や東南アジアにはない豊かな自然と、手頃で新鮮な海の幸・山の幸が豊富にあり、九州でも指折りの温泉地であるところが魅力です。現在、明治維新150年を記念して「肥前さが幕末維新博覧会」を開催中。香港在住の間に週末を九州・佐賀で過ごしませんか?

10月末~11月頭には「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」と「唐津くんち」の2大イベントが続けて開催される

10月末~11月頭には「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」と「唐津くんち」の2大イベントが続けて開催される

 

 


佐賀県香港事務所
住所:Rm. 1005, 10/F., Central Bldg., 1-3 Pedder St., Central
電話:(852)3975-2846
ウェブ:www.sagapref.com.hk/tc/index.html
フェイスブック:Visit Saga HK 佐賀縣香港事務所

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