深セン入境前にやるべき4つのこと✅
近くて遠い都市、深セン。バスや電車で手軽に訪れることができるため身近に感じるが、香港と同じようにはいかないことも多い。ここでは、スムーズに深センを巡るために押さえておきたい4つのポイントをご紹介しよう。
ネットが繋がらない⁉
✅ eSIMなどでスマホを使えるようにする
IT先進都市・深センでは、とにかく常にスマホが使えるようにしておきたい。香港とは通信キャリアが異なるため、中国用の入れ替えSIMカードやレンタルポケットWi-Fiなどを準備しておくことが必要だが、もっとも手軽なのはオンラインで完結するeSIMだろう。通信の安定性が高い現地キャリアのeSIMもあるが、ローミングeSIMを利用すれば中国本土では通常使えないLINEやGoogleなどにもVPNなしで接続できる。ただし、すべてのデバイスがeSIMに対応しているわけではないので、契約前に自分の端末が対応機種かどうかを必ず確認しよう。
現金・クレカ不可⁉
✅ WeChat Pay /Alipayで支払いができるようにする
昨年末に再開された短期滞在ビザの免除措置などによって外国人訪問者の増加が見込まれることから、政府は本格的な対策を講じ始め、地下鉄の全駅や主要な大型商業施設などでは海外のクレジットカードが使えるようになった。とは言え、外国人対応が進んでいるのはまだほんの一部。深センでは現金やクレジットカードが利用できない店が大半を占めるため、「WeChat Pay」もしくは「Alipay」の準備が必須だろう。いずれも香港の銀行口座などと紐付けられる「WeChat Pay HK」や「AlipayHK」でクロスボーダー決済可能。飲食店はもちろん、地下鉄やタクシー、屋台、自動販売機などでも簡単に支払いができる。
流しがいない⁉
✅ タクシー配車アプリを使えるようにする
深センの中心部を除き、郊外や東莞などの周辺都市では流しのタクシーはほとんど走っていない。そのためタクシーを使う予定があるのなら専用アプリをダウンロードしておくのがベスト。おすすめは中国全土で利用でき英語表示も可能な配車アプリ「DiDi」。香港と中国本土を往来できる越境サービスも提供している。
Googleマップがズレる!?
✅ 地図アプリを使えるようにする
中国ではGoogleのサービスが利用できず、Googleマップも基本的に使えない。そのため土地勘のない場所へ行く際は、国内最大の検索エンジン「百度(バイドゥ)」が手掛ける地図サービス「百度地図」や、アリババグループが運営する中国シェアNo.1の「高徳地図」の活用がおすすめ。いずれも中国語表示だが、操作はGoogleマップとほぼ同じ。スポット検索やルート検索が可能で、オフライン利用やタクシー手配にも対応している。