シラサギ、広州に帰る

2021/12/22

スクリーンショット (159)最近、珠江の風に乗りシラサギの群れが帰ってきており、広州の各地にて頻繁に姿を現している。スクリーンショット (155)
ここ二、三年、羊城に戻る鳥がますます多くなり、CBDを占拠しているかのよう。この時期は渡り鳥を観賞するのに最適なシーズンで、珠江新城、海心砂、猎德涌、海珠湖など広州のあちこちで姿を見かけることができる。海心砂の噴水広場は、シラサギにとって心地よい休憩地なのだろう。日の出と日の入りの頃、ここに来てゆっくり歩いていたり、水遊びをしている。珠江沿岸や川、湖と池の岸辺の浅い所、すべて彼らの遊び場だ。澄んだ江海と白いかすめた影からなる美しい景色は、まさに自然からの贈り物である。スクリーンショット (157)スクリーンショット (156)
また彼らは小さな魚やエビを好んで食べる。川面を低く飛び、目は一刻も休まず獲物を探す。目標をロックした後、細長いくちばしを水中に向かって勢いよく突き刺し、新鮮な「おやつ」を手に入れる。鳥の写真を撮るのが好きな鳥類愛好家はこの時期に川辺に来ればいい「絵」を見つけることができる。
過去の大学城で見られたシラサギは百羽未満だったところ、現在は三百~五百羽の規模となった。海珠湖では滅多に見られなかったが、今では五百羽ほどに達している。最も明らかなのは珠江沿岸、二沙島、海心沙がシラサギの繁殖地になっている。
スクリーンショット (158)広州生態環境部門のデータによると、2020年広州PM 2.5平均濃度は23マイクログラム/㎥に低下し、空気環境の品質は明らかに改善された。汚染されていた川や湖、池はすでに百四十七カ所の汚染除去が完了しており、これらは鳥類だけでなく、住民や動物にとっても大変良質な生息環境となった。
海珠湖の鳥類を例にあげると、2009年には四十種類以上の鳥類が、2015年には百三十種類以上に増加し、さらに2018年には百六十種類を超え、これまでの広州主要八区全体のデータを上回った。今後ますます環境改善が進み、多くの動物たちが広州の公園や緑地に溢れることであろう。

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