ファッション界の異端児「EVISU」が新作発表。銅鑼湾SOGO店ほか
[ EVISU ]
ロックの始祖エルヴィスを称えて「Before anyone did anything, Elvis did everything(誰が何をしようと、それはエルヴィスの二番煎じだった)」と述べたのは、ロック界の伝説「ザ・ビートルズ」のジョン・レノンだが、それをもじって大胆にも「誰が何をしようと、それはエビスの二番煎じだった」とスローガンを掲げたファッション業界の先鋭が存在するのをご存じだろうか。
1991年に大阪で創業した「EVISU」は、当時1日たった14着のジーンズしか作らない小さな会社だった。利益追求型ではなく、あくまでセンスを追い求める理念はやがて世界中にファンを生み、今では流行に敏感なヒップスターやジーンズコレクターの間では名の通ったデニムブランドになった。
そんなファッションの最先端を行く「EVISU」は、2016年春夏に向けて「EVISU Clan」と「Future Fusion」の2種類のモデルを発表した。いずれも過去と未来の融合をモチーフとしており、その奇抜なデザインは見る者の目を奪う。
「EVISU Clan」はロングラインのシルエットと、大胆な絵柄が特徴だ。日本のサムライ文化にインスピレーションを得たという同シリーズには、スポーツウェアの定義さえも変えてしまいそうなウェアが並ぶ。さくらの花びらが舞うデザインなどがプリントされる生地にはネオプレンとコットンが用いられ、機能性も抜群だ。
「Future Fusion」はドット絵仕様の、遊びごころ満載なシリーズだ。型破りな色の組み合わせとデジタルアートで未来感を演出する。メンズはシャープで鮮やかな色を組み合わせ、シャツからスウェットパンツまで全て、どこか懐かしさを感じるドット絵仕様だ。レディースも同様に全てドット絵仕様で、中には従来の常識に真っ向から挑戦するかのように、ジーンズのお尻のポケットを前に付けた奇抜なものも。スポーティなシェイプながらも女性らしさを保ったシリーズだ。
シーズンが変わるたびファッション界に驚きと感動をもたらす「EVISU」。今年の新作は普段着のあり方を根本から変えてしまうかも?是非実際ショップで手に取ってみよう。
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