ベルリッツ・メソッドを体験取材「Berlitz」湾仔(ワンチャイ)

2014/09/29

 

体験レッスン

様々な語学学校がひしめく国際都市・香港。仕事や日常生活のなかで新しい言語を習得したいけれど、どれを選べば良いのか分からずに困っているという人も多いことだろう。今回紹介するベルリッツは、「もっとも自然な学習方法」で言語を習得できるという魅力的な語学学校。「ベルリッツ・メソッド®」と言われるその独自の教授方法を本誌記者がワンチャイ(湾仔)の同校で体験した。

―考えさせずに、感じることで語学を習得させるレッスン―

中国語の学習経験ゼロの記者は、「普通語初級レベル」を選択。“まっさらな”気持ちでレッスンに挑んだ。教授してくれたのは、黄芳田・フォンテーヌ先生。教師、新聞記者を経て6年前からベルリッツで教師を務めている「言葉のプロ」だ。優しい笑顔で個室にやってきた先生と軽く挨拶を交わすと、説明や雑談もなしにベルリッツ・メソッド®のレッスンは突然始まった。「ウォー(我)」、「ニー(你)」。自身と記者を交互に指差しながら単語を繰り返して話す先生に倣って、記者も同じように発音してみる。先生の口元の動き、音、表情からなるべく同じ発音になるように繰り返し発音していく。音だけでなくそれぞれの単語の意味が理解できてくると、先生は間髪いれずに絵本の世界地図ページを開き、自身と台湾を交互に指差して「ウォー・シー・タイワンジェン(我是台湾人)」、記者と日本を交互に指差して「ニー・シー・リーベンジェン(你是日本人)」と繰り返す。一緒になって繰り返し発音していくうちにたった5分ほどで名前と出身国の自己紹介ができるようになってしまった。感心している記者をよそに先生は、動物や身の回りにある生活日用品が描かれたページを開き、ひとつひとつを指差しながら発音していく。犬や猫といった動物をはじめ、本やペン、携帯電話、机など身の回りにあるものなど様々な単語が次々と中国語になっていく。覚えたばかりの自己紹介を頭の中で分析する間もなく、違う単語を繰り返して発声していかなければならない。整理がつかぬまま単語のシャワーを浴びせられているようで頭が混乱してくるのだが、不思議な事に、絵と音、そして先生の表情などから、その「物」と「意味」が自然と結びついて理解できてくる。同じようにして一通りの数字を覚えてしまうと、最後には「自分の携帯電話の番号を相手に教える」ことができるまでに。

―能力や個性を大事にした丁寧な教授コンセプト―

矢継ぎ早に出てくる単語の嵐と、初めから終わりまで普通語のみの対話形式で行われるレッスンに初めは戸惑ったが、徐々に頭が普通語をすんなりと受け入れていく感覚を覚え、終了時には「もっと話したい!」と思うまでになっていた。語学の学習で一番大切なのは、生徒に“GUESS”をさせることだと先生はレッスン後に教えてくれた。「そのために私たち講師は、生徒それぞれの特性に合せた教え方を実践していくの。」そう言って微笑む先生に今回の記者への教授方法について、配慮した点を尋ねてみると、「あなたは発音は良いけれど、少しシャイなので、絵本をたくさん使ってなるべく声に出して自分から話させるようにレッスンしたわ。」と答えてくれた。
開校以来136年の歴史を持つベルリッツ。フォンテーヌ先生をはじめ、経験豊富で信頼できる教師陣が、あなたの個性にあった教授法で語学を話す楽しさを見つけてくれるはず。“自然と身につく語学”で更なる国際人へステップアップ!

教材

黄芳田・フォンテーヌ先生

黄芳田・フォンテーヌ先生
台湾出身。教師の育成機関として有名な国立台湾師範大学中文系出身。学校教師、新聞記者を経て現職。言語が大好きだという同先生が話せる言葉は、日本語を含め10ヶ国語以上にのぼる。

ベルリッツ Berlitz
ウェブ:http://www.berlitz.com.hk/jp
住所: Suite 807-809,Harcourt Hounse,39 Gloucester Rd.,Wanchai
電話:+852-2157-2269
メール:infoP.hk@em.berlitz.com

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