風水の奥義を行く!時が経っても輝き続ける、の巻

2024/10/01
中国で生まれ五千年以上の歴史ある風水。
ここでは香港の伝統的な風水をご紹介しながら風水の奥義に迫ります。

第152回 風時が経っても輝き続ける、の巻

◆輝くところに人は集まる◆
街を歩いていると、ごくたまにではありますが、ひときわ目立って輝く場所に出会えることがあります。一瞬「目の錯覚かなあ。」と思うのですが、その場所は確かに輝いて見えるのです。これから先発展していくエリアには引き寄せられるような特有の輝きがあります。その輝きを知ってか知らずか、そうした場所には人々が自然と集まってきます。セントラルの「ランドマーク・チャータービル」にあるオークションハウス「サザビーズ・メゾン」も、そうした輝きが感じられる場所です。風水2  7月にできたばかりの明るくゆったりとしたスペースでは、コレクターではない私たちでも作品を見ることができます。高価な作品はもちろんのこと、「これだったら買えるかもしれない」と思えてしまうワインやバッグ等も展示されています。そのせいか、オークションがかけ離れた世界のものではなく、身近なものでもあるかのように感じられます。映画「将軍」を演じた真田広之さんたちが今にも現れてきそうな甲冑、ただものではない感たっぷりのアート作品、限定出版された著名作家の本等、これから先も価値が上がりそうなものから、まだ世の中に知られていない作品を発掘する、ワクワクする楽しみがそこにはあります。

◆輝くエネルギー◆
ところで、第一運から第九運には「乾(けん)」「兌(だ)」「離(り)」「震(しん)」「巽(そん)」「坎(かん)」「艮(ごん)」「坤(こん)」という八つの文字からなる八卦の意味をそれぞれ持ち合わせていて、その意味がその時代、時代に大きな影響を及ぼしています。これらの文字には、まるで暗号のように奥深い様々な意味が隠されていて、それらを探り、読み解き、活用する醍醐味が風水にはあります。風水  後天第九運(2024年-2043年)は「離(り)」の時代です。「離」には綺麗の「麗」という意味があり、人体では「眼」を意味するため、人々は光り輝くものだとか、はっきりと目に見える美しいものに価値を見出していきます。そのため、この第九運ではオークションハウスのビジネスはますます盛んになるはずです。「離」には知恵だとか文明という意味もあるので、その業界で話題になっている美しい作品や、知識欲をかき立てるような作品に人々の注目がさらに高まっていくのです。
この傾向はもちろんオークションハウスだけに言えることではありません。他の業界にも言えることです。
目で見てその色彩やデザイン性がはっきりとわかるファッション業界でも、お肌のツヤ感やハリを上げる美容業界にもこの傾向はあてはまります。鉄道業界では「一度は乗ってみたい」と思えるような映える車両や、見た目にも美しく心地良い車内の空間が求められるでしょうし、飲食店では食欲をそそる綺麗な盛り付けだとか、しずる感あるメニューの写真として応用できることでしょう。問題はこれから先の変化に対応し、その変化を活用できるかどうかです。

◆孟意堂風水的時の変化による輝きを生かす奥義◆
この傾向は私たちの心のあり方や行動にも影響します。より美しくクリアに映像が見れる新製品のケータイが欲しくなるでしょうし、リーズナブルな価格でも「高見えする」今風の商品が受け入れられることでしょう。
新商品が注目される一方で、オークションハウスにある作品のほとんどが「新品」ではなく、長い年月を経験してきたものです。ところが、時が経って色はあせても輝きは失っておらず、むしろ凛とした輝きがそこにはあります。
「あの頃は良かった」という時期が過去にあったとしてもそこに踏み止まらず、今を生きる。そして、今の時代にもあてはまる何かを求め、吸収する。オークションハウスの作品たちは八卦を通じて、こうしたことを暗に教えてくれているような気がしています。


彦坂 久美子
<プロフィール>

名古屋市出身。中国古代からの知恵である風水に魅かれ、著名ブランドが認めた風水師デビッド・ソー先生の弟子として無常派風水に師事。易経を含めた玄学に長年携わり、漢五派第七十三代嫡系・孟意堂として住宅、事務所、店舗等の風水、開業や引越し、結婚等の日取りの選定、四柱推命で人生の様々な問題やニーズに対応している。著書に「金運を引き寄せる孟意堂風水(廣済堂出版)」がある。

孟意堂
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Line ID: Mannidou2868

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