香港在住日本人主婦が綴るリレーミニエッセイ Vol.141
Happy☆チーズ☆Life♪Vol.8
チーズとお酒のマリアージュ!簡単なポイント、お教えします♪
みなさまは、こんにちは。9月とはいえ、まだまだ暑い!引き続き元気にお過ごしくださいね。
さて、今日のテーマは、チーズとお酒のマリアージュ!たくさ~んのチーズやお酒の中からぴったりの相性をどう選ぶ???悩ましいですよね~。
そこで、今日は、ここだけ押さえておけば、バッチリ!っという簡単ポイントをお教えしたいと思います!
★チーズとお酒のマリアージュ 法則その1
《今日の主役》の味わいを軸にして、組み立てましょう。
美味しいお肉が手に入ったから♪とっておきのワインをあけたい♪モンドールが食べごろだから♪など、いろんな理由で、決まった今日のメニュー。その中の今日の主役に注目。主役の味わいを軸に、それ以外のもの相性を考えていく。そうすれば、迷った時は、主役と合うかな?、主役の味を超えるほど味わいが強すぎないかな?が判断の目安に。味わいがぶれずに、楽しめるはず。
★チーズとお酒のマリアージュ法則 その2
完璧な相性を目指す必要ナシ!目指すのは、これなら、悪くないね、というほどほど感。
いつだって、完璧な相性をトコトン!求めたいのなら、チーズごとに、お料理ごとに、お酒の種類はこまめに変えるべき。しかも、温度によっても味わいは変わるから、合わせるお酒の温度管理だってきっちりする、べき。だと思う。でも、現実には、飲みきるまではこのワインで、とか、今日は暑いからもう少しさっぱりしたのを飲みたいとか、そんな感じで気分も事情も違うし、コロコロ変わる、もの。
ならば、最初から完璧を目指さな~い!
合わせなきゃ、よりも、悪くないね、あたりを目指す、のがちょうどよい。
例えば~酸味のあるクリームチーズに、かなり渋めで濃厚な赤ワイン、いかがでしょうか?想像するだけで・・・、かなり気持ちの悪い組み合わせ。。。自分の中の素直な感覚でいいから、どうやってもこれは合わないよな、そうゆう感覚を大切にする。酸味があるチーズなら、ほどほどの酸味があって、軽めのワインの方が、なんだか心地はよさそう。チーズもお酒も楽しむために、あるんだから、気軽に組み合わせを楽しんでみて。
★チーズとお酒のマリアージュ法則 その3
出身地が同じ、近いは相性がいい印!
地元のものは地元同士で合わせるのが一番!育ってきた環境や土壌が同じというのは、味わいの根っこが同じ。自然と相性がよくなるものなのです。
特に、チーズとワインの場合は、紀元前のほぼ同時期にスタートして、一緒に歴史を積み重ねてきたら、相性が合わないわけがない!このワインを美味しく飲みたくて、このチーズを作った、なんていう逸話も。だから、相性はバッチリなのです。
例えば、カマンベールチーズの出身地、カマンベール村は、かなり気候が寒い地域なので、ワインよりもりんごのお酒、シードルの方がたくさん作られています。カマンベールとシードル、同郷同士の組み合わせ、ぜひ、楽しんでみてください。
★チーズとお酒のマリアージュ法則 その4
味の強さ&濃さを同じにする。
強い味は強いお酒。濃厚な味には濃厚なお酒。酸味には、酸味。甘みには甘さを。洋服の色の組み合わせのように、同系色、同じ系統は、やっぱりなじみがよい。
例えば、パルミジャーノやミモレットのような長期熟成タイプのチーズは、熟成の旨み、ウイスキーや日本酒との相性がぴったり。長く寝かせたものは長いものどうし。これもまた相性ぴったりの秘訣。
★チーズとお酒のマリアージュ法則その5
あえて、反対の味、対象的な味を合わせる。
合うかどうか、ちょっとドキドキ???全然大丈夫!想像している以上に、美味しいから。
例えば、塩気の強いブルーチーズと甘い白ワイン。濃厚で香りの強いチーズにフルーティな赤ワイン。とか。対象的な位置にいる味が組み合わさる事で新たなハーモニーが生まれます。
実は、こうゆう発見が、一番、おもしろかったりする。他のお料理の味わいが影響して、口の中の状態はころころ変わります。相性を試したい時は、バゲットなどで、お口の中をフラットな状態にしておくと、味わいのハーモニーがしっかり感じとれますよ。
【9月の伝筆(つてふで)】
小さい秋、見つけた♪
芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋、
そして、もちろ~ん、食欲の秋。
お出かけにも絶好の季節、楽しみましょう♪
Makiのプロフィール
伝筆協会認定・伝筆(つてふで)講師
90分で誰でも書ける、ほっこり文字、伝筆を教えています。
インスタ:@makikonkgw
チーズプロフェッショナル、ワインソムリエ、
ですが、料理はちょっと苦手です。
趣味は、水族館に行くこと。タイ人に間違えら れる日本人の夫と2017年より香港暮らし。