月刊スターツ通信vol.4
23ヶ国36都市に展開し、年間1,000社以上の企業相談を受け持つ不動産の専門家・スターツが、香港・華南地区の不動産市場を毎月解説。
2019年上半期の広州市新築契約面積は449.31万㎡と昨年比26%の上昇と緩やかな回復傾向となっている。上昇の要因としては契約手続きの簡素化、ローン利率の下落、交通網の発達による地下鉄沿線の新築増などによる。なお、広州市の平均新築価格は本年度も上昇しており広州市平均は27364元/㎡、最も高いのは越秀区で58966元/㎡、続いて天河区で54086元/㎡、海珠区51095元/㎡となっている。
中原地産による資料によると、番禺と南沙は新築供給面積には昨年と比べてそれぞれ37%、21%と下落しているが、昨年までに完成していた新築が多くあったこともあり、契約面積数は昨年と比べて63%、30%と増えている。一方で天河はもともと新築の在庫面積が少なく、さらに上半期の供給が減っていることもあり、契約面積も減少している。
中心6区を除いた場合に番禺に需要が見て取れる。
上半期だけでも番禺のハイエンド物件市場は累計4.59万平方米の契約があった。
一方で南沙も購入希望者が増えており、価格が上昇するとともに南沙の中心部となる金洲や蕉門河、黄の新築提供用地が少ないことがますます買い手の心理を押し上げている要因となっている。下半期としては黄埔科学城のハイエンド物件の供給が増える予定となっている。これも地下鉄や交通網の発達による影響が大きい。
新築の在庫面積としては前年度並みではあるが、売却するためにかかる平均消化日数は前年と比べて10.6ヵ月と減少している。
【引用中原地産】
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