香港在住日本人主婦が綴るリレーミニエッセイ Vol.137
Happy☆チーズ☆Life♪Vol.6
ミルク(乳種)の違いで、チーズの味、全然、違うんです。
みなさま、こんにちは。暑い、暑い夏がやってきましたね。夏休みの計画は進んでいますか?今回は、「ミルク(乳種)の違いでチーズの味がこ~んなに変わる!」が実感できる、チーズの食べ比べ、ご紹介致します。牛・山羊・羊・水牛、ミルクが違うとチーズの味もこ~んなに違うの?!ぜひ、実感してみてくださいね♪
牛VS山羊:爽やかな酸味のチーズで食べ比べミルクの甘味と口どけ感の違いを感じてください。
まるでクリームチーズケーキのような濃厚さと酸味が絶妙で大人気のチーズ。牛乳らしいミルクの甘味が後からほんのり感じられます。この美味しさを伝えたくて!フランスの美食家の名前をチーズの名前にしています。
注1*クリームを追加しているので、通常の牛乳製チーズよりも濃厚です。
注2*アフィネ(affine)という名前がついているものは熟成タイプなので、少し酸味が穏やかです。
ヤギのチーズ(シェーブルチーズ)を初めて食べる方に、おススメの食べやすいチーズ。
ほどよい酸味とほろほろ崩れる優しい味が人気の秘密です。周りの木炭の粉は、チーズの熟成を保護するもの。そのまま食べて大丈夫。なるべく表面が濡れ過ぎていない、新鮮なものを選んで比べてください。
注1*写真は少し熟成が進んだもの。チーズが硬くしまって、ほくほくとした食感に変わります。
牛VS羊:青かびチーズで食べ比べ色の違いは歴然!羊のミルクが濃厚なこと、実感できます!
青かびチーズでもっとも有名なチーズ。そのまま食べても、はちみつをかけても、美味しくて、人気。パスタに使う時は生クリームを少しずつ伸ばして、塩気を確認しながらお使いください。
注1*比較には、ピカンテ(辛口のゴルゴンゾーラ)を選ぶとより違いがわかります。
ドルチェ(甘口のゴルゴンゾーラ)は青かびも優しく、辛味も押さえ目なゴルゴンゾーラもあります。
羊のミルクの特徴である、ミルクの色白さが際立ち、青かびとのコントラストがとても美しいチーズ。羊のミルクは脂肪分が多いので、濃厚で口当たりがなめらか。口のなかですっと溶ける優しさと青かびのピリッとした味わいのバランスがとてもよいです。青かびの味わいが強いと思ったら、もちろん、はちみつをかけてもGood!私の一番のお気に入りです♪
牛VS水牛:同じモッツアレラなのに、こんなに違う!見た目の白さが違う!ミルクのうま味、凝縮度も感じてください。
どこでも買えて、お値段もお安い分、気軽に食べられる、牛乳製のモッツァレラ。ヴァッカ、は牛乳、という意味です。ブーファラに比べると少し黄色みがかった白色で牛乳のほんのりとした甘味が後からふんわり広がります。モッツァレラの語源は、その作り方、引きちぎる、という意味のモッツアレーラに由来しています。オリーブオイルや塩、黒コショウで軽く味つけして、新鮮なうちに食べてほしいチーズです。
正真正銘、正当なモッツァレラ、は、この水牛のミルクで作られたモッツァレラ。ブーファラ、は、水牛、という意味です。透き通るようにクリアな白色。水牛のミルクも牛乳に比べて、脂肪分が高め。濃厚なミルクの旨味が噛んだ瞬間から口の中いっぱいに広がります。味わいの違いは歴然。もちろん、新鮮な状態で美味しさを感じてほしい!一度食べたら、ヴァッカ(牛乳製)がすご~く物足りなく感じてしまうかも。
【7月の伝筆(つてふで)】
暑中お見舞い申し上げます
暑中お見舞いのご挨拶は、~8/7まで。
それ以降は、残暑見舞いとなります。
近況報告は携帯でササっと済ませてしまうご時世ですが、 やっぱり、手書きの方が心は伝わるかなぁと。
暑い夏、体調に気を付けて、元気にお過ごしくださいね♪
Makiのプロフィール
伝筆協会認定・伝筆(つてふで)講師
90分で誰でも書ける、ほっこり文字、伝筆を教えています。
インスタ:@makikonkgw
チーズプロフェッショナル、ワインソムリエ、
ですが、料理はちょっと苦手です。
趣味は、水族館に行くこと。タイ人に間違えら れる日本人の夫と2017年より香港暮らし。