青森食材フェア2日間開催「A! Premium」

2018/07/25

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青森県がヤマト運輸と取り組む、少量からでも輸出可能な輸送プラットフォーム「A! Premium」が躍進を続けている。

「小ロット」「スピード」「保冷一貫」という「A! Premium」の特徴により、青森県は地理的なハンディキャップを克服し、農林水産品という強みを一層発揮することができる。香港やシンガポールへは翌日配達し、多くの日本料理店やサプライヤーが鮮魚、青果、加工品を「A! Premium」を利用し、仕入れている。

青森県港湾空港課主事の石田氏は「築地市場のような要望通りの商品を年中安定供給することはできないが、地方の特性を活かし旬の食材をリーズナブルに提供できることで、多くの飲食店様の評価を得ている」と語る。

 

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今月は、青森食材フェア期間ということで、多くの飲食店で青森食材を使用したメニューや青森の郷土料理が提供された。17・18日の2日間には、津軽三味線奏者、小山内薫(おさないかおる)氏を招いての食材PRイベントが、日本食料理店「稲庭養助」「元気一杯」「和幸鉄板焼」にて開催された。開催会場には新鮮な平目、サーモン、帆立、海鞘をはじめ、焼き物やサラダ、汁物等々、数十種類の料理が提供され、青森県のお酒「陸奥八仙」なども振舞われた。

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津軽三味線の演奏では、青森県の日本三大流し踊り「黒石よされ節」や津軽三味線の曲の中でも最も有名な「津軽じょんから節」など数曲が演奏され、来場者は食事と音楽で青森を楽しんだ。

青森県庁の石田氏は「今後も食材輸出と観光が融合するイベントを企画し、インバウンドとアウトバウンドの相乗効果を期待したい」と目論む。他の自治体でも青森県の「A! Premium」をならい、少量輸送プラットフォーム構築の動きがあり、今後、“産地直送”によって、香港の日本食文化が更に豊かになることが期待される。

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