香港・孟意堂の風水シリーズ!きれいにきっぱり分かれる方法

2014/03/10

中国で生まれ五千年以上の歴史ある風水。ここでは便利な風水の道具(ツール)をご紹介しながら風水の奥義に迫ります。

◆四離日とは◆
結婚式や開業等、これから新しい事が始まるおめでたいお日柄を選ぶ際、「この日だけは絶対に避けなければならない」タイミングがいくつかあります。そのうちのひとつが「四離日」です。
「四離日」とは文字通り、きっぱりと離ればなれになる日をいいます。この日に永遠の愛を誓ったカップルはいとも簡単に分かれてしまい、この日に開業すればすぐに店をたたむ事になると言われています。
では、「四離日」とはいつをさすのでしょうか?
「通勝」などの暦の本を紐解いてみると、一年は春夏秋冬の四季に分かれ、その中に以下の図のように、立春、啓蟄、清明・・・という十二の「節」と、雨水、春分、穀雨・・・という十二の「気」、すなわち二十四の節気があります。
一年のうちで一番日の長い夏至(6月21日)、一番日の短い冬至(12月22日)と春分(3月21日)、秋分(9月23日)、これらの前日を「四離日」と呼びます。
こうした日はエネルギーが不安定なため筆者は風水鑑定をしないようにしています。風水鑑定をしたとしても正しい鑑定ができるとは限らないのです。また、このような日に重要な決定をしたり、大事な行事を行うのはできるだけ避けた方が良いとされています。

風水
◆どうしても別れを選ばなければならないときは◆
人は生まれてから死ぬまでに多くの人に出会い、多くの人とご縁ができますが、それら全てが素晴らしい出会いとは言えません。
一緒に暮らして初めて相手の暴力に気づき、そのことに悩まされる場合もあるでしょう。愛情がなくお金をむしり取られるだけの空しい関係もあります。同士だと思っていた人に騙され、意味のない事で恨まれ続けたり、ストーカー行為を受ける場合もあります。これから先の長い人生を考えればお互いに別々の道を選択した方が良い、それなのに分かれられない、という場合もあります。
こうしたことを受け入れられる場合は良いのですが、そのことに悩み苦しんだり、自分の力ではどうしようもない場合にはどうしたら良いのでしょうか?
こうした場合、その相手が普段身につけているものや大事にしているものを「四離日」に処分してしまえば、その相手との関係をリセットすることができます。「四離日」のエネルギーはこれまでの流れを一旦リセットし、新しい流れに変える働きを持っているようで、この日は別れを決意した人に大きな力を与えてくれます。
筆者はいただいた縁を大事にし、自ら縁を絶つ事をおすすめすることはほとんどありませんが、物事には例外があります。やむをえずきっぱりと縁を切る時にはこの日を選んでぱんと処分してしまう事です。
ちなみに、この日に大事な人や家族の洋服を片付けてリサイクルや粗大ゴミに出して処分してしまう、なんてことがないようにご注意ください。
◆久美子的別れを開運に変える奥義◆
長年連れ添ってきたパートナーや家族に先立たれ、その人の存在の大きさに何日も涙し、深い悲しみで何も手がつけられない場合もきっとあることでしょう。
筆者は今から9年程前に母をなくしていますが、母が亡くなった後、母が大事にしていた翡翠の指輪を形見として使っていました。その指輪を眺めては母のことを思い出していました。ところが、ある春の雨の日にその指輪が突然指から消えてなくなってしまったのです。これはとても悲しく不思議な体験でした。いくら探しても泣いてもわめいても見つける事ができず、その日からその指輪を見る事はとうとうありませんでした。
「いつまでもおかあさんのことばかり考えているのではない。頼りにするのではない。あなたにはやらなければならない事はまだまだたくさんあるし、あなたの周りにはこんなに素晴らしい人たちがいて恵まれているじゃないか。」と。これは母が筆者にくれたメッセージなのだと後々になって思いました。そういうことに改めて気づかせてくれたのだと。
モノには人を幸せにする力があります。
それと同時にモノを失ったり人との関係をリセットした後にはある種の不安を感じることでしょう。しかしながら、自分がその次にどの方向に向かって行くのかを考えることが実はとても大切で、その選択次第ではもっともっと楽しい未来を築いていくことができるはずだと今も信じています。
彦坂 久美子
<プロフィール>
愛知県名古屋市出身。中国古代からの知恵である風水に魅かれ、著名ブランドが認めた風水師デビッド•ソー先生の弟子として無常派風水に師事。易経、四柱推命も含めた玄学に長年携わる。住宅、事務所、店舗等の風水の他、店舗の開店日や引越し、結婚の日取り等の選定、四柱推命を使い、結婚、子育て、ビジネス、健康等人生における様々な問題やニーズに対応している。
久美子顧問
<問い合わせ先>
住所:Rm. 2912, Tower 2, Times Square,
1 Matheson St., Causeway Bay
電話:(852)9841-6366
ファクス:(852)2961-4800
電子メール:kumiko6ring@gmail.com

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