景徳鎮作品展、香港大学美術博物館にて開催中
より多くの人たちに気軽に芸術に触れて欲しいと、伝統工芸から現代アートまで、年間を通じて様々な芸術プログラムを企画している香港大学美術博物館で、中国の景徳鎮で創作活動をする現代作家たちの作品展を開催中だ。景徳鎮といえば、誰もが一度は耳にしたことがある陶器の生産地。その歴史は1000年を超え、日本の有田焼や伊万里焼、そしてドイツのマイセンと、多くの名窯が多大な影響を受けたと言われている。今回は、そんな「世界の陶磁器の原点の地」でその伝統を受け継ぐと同時に、古くは元、明、清王朝時代の青磁や白磁についてであったり、また、その後、一度衰退しかけた際に再興のきっかけとなり、ヨーロッパでも持てはやされた独自の色彩技法「ファミーユローズ」により女性や花などが描かれてた陶器についてであったりと、長い年月のなかで変遷を遂げてきた景徳鎮のそれぞれの時代について、何十年にもわたりマニアレベルの研究を重ねてきた陶工たちが作り上げた個性的な作品の数々を通して、今も尚、進化を遂げる景徳鎮の世界を紹介している。
Contemporary Treasures by Jingdezhen’s National Masters from the Lamda Foundation
住所:2/F., Fung Ping Shan Bldg., UMAG, 90 Bonham Rd., Pokfulam
期間:~10月23日
時間:9:30~18:00(月曜~土曜)、13:00~18:00(日曜)
休館日:大学の休校日に準ずる
電話:(852)2241-5500
料金:無料
ウェブ:www.hkumag.hku.hk