カンヌ国際映画祭最高賞「Dheepan(ディーパンの闘い)」が香港公開
2015年のカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールに輝いた、鬼才ジャック・オーディアール監督作品「Dheepan(ディーパン)」。審査員が満場一致で同作品にパルムドールを贈ると決めたエピソードなど、まさに今年のカンヌ国際映画祭の目玉となった。2005年の「真夜中のピアニスト」で第31回セザール賞の作品賞、監督賞などを受賞し、2009年の「予言者」でカンヌ国際映画祭のグランプリを受賞するなど、数々の輝かしい功績を残してきた人気監督の最新作が、ついに1月7日ここ香港の銀幕界に登場する。
舞台は内戦が続くスリランカ。主人公の兵士ディーパンは祖国を捨て、ヨーロッパへの亡命を決意するが、単独で移民申請を行うよりも遥かに簡単に亡命できることから、共に見知らぬ女性と幼い少女を連れていくことに。パリ到着後、受け入れ先を転々しながらも、ついにディーパンはパリ郊外のアパート管理の職を得る。女性と少女と本当の家族になりたいと望み、地に足をつけた生活を送るディーパンだったが、次第にアパートを根城とするチンピラの抗争に巻き込まれゆき―。
ヨーロッパが直面する移民問題はかつてないほど深刻で、国を二分するほどの重要課題となっている。フランスを代表するオーディアール監督が本テーマを通して観客に伝えてくれるものとは?あなた自身の答えをぜひ劇場で探してほしい。
Dheepan(ディーパンの闘い)
1月7日公開
監督:ジャック・オーディアール
出演:Anthonythasan Jesuthasan、 Kalieaswari Srinivasan、
Kalieaswari Srinivasan