4月30日〜香港の公共の場で電子たばこ等の所持禁止

2026/04/23

電子タバコを吸う人香港で2026年4月30日から、電子たばこや加熱式たばこ、ハーブたばこなどの 代替喫煙製品 の規制がさらに強化される。これまでも輸入、販売、宣伝、商業目的での所持などは禁止されていたが、4月30日からは公共の場所での所持も違法になる。香港政府のたばこ・酒類対策室によると、少量の所持でも3,000HKDの定額反則金の対象となる。

今回の規制で対象になるのは、ベイプや電子たばこ本体に加えて、電子たばこのリキッドやカートリッジ、加熱式たばこのスティック、ハーブたばこなど。政府FAQでは、電子たばこや加熱式たばこは 代替喫煙製品 に含まれ、4月30日以降は公共の場所で 指定された代替喫煙製品 を所持した時点で違反になるとしている。

特に注意したいのは、使っていなくても違反になり得る点だ。政府は、公共の場所で代替喫煙製品を吸っている場合や、作動状態の製品を持っている場合、その人が所持しているとみなすとしている。つまり、外で使うために持ち歩いているだけでも対象になる可能性がある。

罰則は数量によって変わる。非商業目的で、カートリッジ5個以下、リキッド5mL以下、加熱式たばこスティック100本以下、ハーブたばこ100本以下の少量所持は3,000HKDの定額反則金。それを超える量は加重事由とされ、定額反則金ではなく起訴対象となり、最高5万HKDの罰金と6カ月の禁錮が科される可能性がある。

旅行者にも例外はない。香港政府FAQでは、代替喫煙製品の輸入は数量や個人使用目的かどうかにかかわらず禁止されており、香港に入境する旅行者が持ち込む場合も違法と明記している。ただし、香港国際空港で入境審査を通らない単なるトランジット客は例外扱いとなる。

香港で既にたばこを吸える場所が限られていることを考えると、今回の改正は ベイプは外では持ち歩かない くらいに理解しておいたほうが実態に近い。政府の説明でも、4月30日からは公共の場所での所持禁止が始まるとしており、路上や屋外スペース、移動中なども含めて注意が必要になる。

なお、従来から法定禁煙エリアでの使用は違法だが、4月30日以降は公共の場所で所持しながら法定禁煙エリアで使用した場合、所持違反と禁煙エリア喫煙違反の二つに当たる可能性がある。その場合は2枚の定額反則金通知を受ける可能性があるようだ。

香港政府は2022年4月30日から、代替喫煙製品の輸入、販売、製造、商業目的での所持などをすでに禁止している。今回の4月30日の施行は、その規制をさらに一段進めるものとなる。年内に香港へ来る予定がある人や、普段ベイプを使っている人は、今一度確認しておこう。

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