「九龍ジェネリックロマンス」香港国際映画祭が大盛況で閉幕
2025年度夏の国際映画祭(IFF)は、8月25日、池田千尋監督、吉岡里帆、水上恒司主演の幻想的なラブストーリー『九龍ジェネリックロマンス』のチケットが即日完売し、13日間に及ぶ映画の祭典を締めくくった。

クロージングセレモニーには、在香港マカオ日本国総領事館の三浦潤総領事のほか、『九龍ジェネリックロマンス』の香港配給会社であるメディアリンク・グループ・リミテッドのロヴィニア・チウ会長などが出席し、スピーチを行った。また、上映後の質疑応答を通し、本作品の池田監督やプロデューサーの有沢良也氏が、観客へ物語のコンセプトや創作過程について語り、香港の観衆の邦画に対する熱意に驚くシーンも見られた。
香港アクション映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』で香港の魅力が再発見され、とりわけ九龍城塞跡地へ訪れる日本人旅行客が増える中、同じように九龍城塞を舞台にした『九龍ジェネリックロマンス』は今後注目を集める作品となる。同作品は今年、TVアニメと実写映画でWメディア化が話題となっており、原作は累計発行部数150万部超えるヒット作「恋は雨がりのように」の漫画家・眉月じゅん氏によるミステリー・ラブロマンス。この原作者自身が九龍城塞に憧れ、歴史や当時の情景から構想を得て完成した作品だそうだ。
<物語のあらすじ>
懐かしさ溢れる街・九龍城砦の不動産屋で働く鯨井令子(吉岡里帆)は先輩社員の工藤発(水上恒司)に恋をしていた。工藤は九龍の街を知り尽くしており、令子をお気に入りの場所に連れ出してくれるが、距離は縮まらないまま。
それでも令子は、九龍で靴屋を営む楊明(梅澤美波)、様々な店でバイトをする小黒(花瀬琴音)らといった大切な友達もでき、九龍で流れる日常に満足していた。
しかしある日、工藤と立ち寄った金魚茶館の店員タオ・グエン(栁俊太郎)に工藤の恋人と間違われる。さらに、令子が偶然見つけた1枚の写真には、工藤と一緒に自分と同じ姿をした恋人が写っていた。思い出せない過去の記憶、もう 1 人の自分の正体、そして九龍の街に隠された巨大な謎。過去・現在が交錯する中、恋が、秘密を解き明かす。
夏のIFFに続き、Cine Fanは9月と10月に2つの主要なプログラムを開催予定。『デヴィッド・リンチの忘れがたい夢の風景』では、高く評価されているアメリカのシュルレアリスト、デヴィッド・リンチの長編映画全10作品を上映し、映画学者や評論家による8つの講義を含む映画講座を開く。一方、『ヴァンパイア映画万歳! ―ヴァンパイアホラーの遺産』では、象徴的な傑作10本を通して、ヴァンパイア映画の豊かな多様性を探る。香港映画祭は国際的な多岐に及ぶバリエーションの作品に触れることのできる貴重な催し。今後のアップデートは公式サイトをチェックして。



香港国際映画祭Cine Fan
https://cinefan.hkiff.org.hk/


お得なクーポン満載のPPW公式LINE友だち登録はこちらから!
ぽけっとページウィークリーバックナンバー No.941