【香港シネマ関連施設ガイド】6選
「香港の映画文化にもっと触れたい!」という人におすすめしたい、とっておきの場所やイベントをご紹介。その奥深さに心奪われて、香港シネマへの愛がさらに深まるはず!
あなたもムービースターになれる⁉
香港文化博物館

伝統文化からポップカルチャーまで、幅広く触れられる香港文化博物館。なかでも映画ファン必見なのが、ブルース・リー展だ。当初は期間限定の企画展としてスタートしたが、アップデートを繰り返し、すでに10年以上も続いている。現在開催中の「A Man Beyond the Ordinary: Bruce Lee」は2026年までの予定で、「死亡遊戯」で実際に使われたイエロースーツなどファンでなくとも一度は見てみたい貴重な展示品を無料で観覧できる。ほかにも、まるで映画の登場人物になったような合成写真が撮れるスポットや、映画スターの特集番組が上映される劇場などがあり、小さな子どもや香港映画の知識が少ない人でも楽しむことができる。エントランスにも巨大なブルース・リー像が飾られているので、訪れた際はぜひチェックしてみて。

名作の登場人物になれるスポットも人気
1 Man Lam Rd., Sha Tin
月・水~金 10:00~18:00
土日祝 10:00~19:00( 火休)
www.heritagemuseum.gov.hk
映画文化をもっと深く知りたいなら!
香港電影資料館

西湾河(サイワンホー)にある香港電影資料館は、香港映画をもっと深く知りたい人におすすめのスポット。映画界の歴史をたどるパネル展示のほか、ジャッキー・チェンなど有名俳優をテーマにした海外発行書籍も閲覧できるライブラリー、DVD鑑賞コーナー、さらにはここでしか見られない昔の貴重な香港映画が上映されるミニシアターも併設されている。規模は小さく展示品も限られているが、映画好きなら近くを訪れた際にぜひ立ち寄ってみて欲しい。

50 Lei King Rd., Sai Wan Ho
水~月 10:00~20:00(火休)
www.filmarchive.gov.hk
香港映画の黄金期へタイムスリップ
LUXシアター

近年、大手映画館の閉館が相次いでいる香港において、紅磡(ホンハム)にある寶石戲院(LUXシアター)は、1970年代の創業当時と変わらないスタイルで営業を続ける昔ながらの映画館。香港映画の全盛期を支えた貴重な存在だが、映画ブームの衰退や大型シネコンの台頭に押され、一時期は成人映画専門館として運営していたこともあった。現在はふたたび一般向けの最新映画を上映しているが、スクリーンは1つだけのため1日1作品、3回のみ。手書きのチケットや紙の座席表など、古き良き時代の雰囲気が今も色濃く残っており、入口には1960~1980年代にかけてよく見られたオレンジ色の有料体重計も現役で置かれている。これはかつて家庭に体重計が普及していなかったころの名残りで、映画館がいかに香港の人々に身近な存在だったのかを物語っている。

座席表は今でも紙に手書き
2J Bulkeley St., Hung Hom
www.instagram.com/luxtheatre
ここでしか見られない海外映画も上映
ブロードウェイ・シネマティーク

百老匯電影中心(ブロードウェイ・シネマティーク)は、香港の映画文化をふたたび盛り上げようと1996年に建てられたシアター兼コンセプトショップ。世界中から集められたバラエティ豊かな映画が上映されており、日本でもごく一部の映画館でしか公開されていないようなレアな作品に出会えることもある。館内には、映画の専門書や写真集などを揃えたセレクトブックストア、映画ポスターやDVDなどを取り扱うショップ、開放的なカフェも併設されている。

3 Public Square St., Yau Ma Tei
月~日 13:30~22:00
カフェ・ブックストア 月~日 11:30~21:45
https://bc.cinema.com.hk
アジア最大級の撮影スタジオ
ショウ・スタジオ

©SuAMENIBPO havuid/CC-BY-SA-4.0
香港映画の黄金時代を築いた映画会社「邵氏兄弟( ショウ・ブラザーズ) 」の撮影所、「邵氏影城(ショウ・スタジオ)」。東洋のハリウッドと呼ばれ、かつて多くのカンフースターが敷地内の寮に住み込み日々撮影に臨んでいた清水湾のスタジオは、2000年代にその役目を終え廃墟化した。2015年には香港一級歴史建築に指定されたものの、現時点では住宅地への再開発プロジェクトが進められている。現在、同社の拠点は将軍澳(チョンクワンオウ)にあり、その広大な敷地内には、ハリウッド映画の制作も行われるアジア最大級の5つの撮影スタジオをはじめ、編集スタジオ、世界最新鋭の音響機器を備えたシアター、新作映画の発表会見などに使用される大型会場、テニスコート約17面分もある撮影道具倉庫などがある。かつての清水湾スタジオは部外者でも立ち入ることができたというが、現在の将軍澳スタジオは一般に公開されていない。

©Lord Jaraxxus /CC-BY-SA-4.0
一級建築に指定されたかつての清水湾スタジオ
201 Wan Po Rd., Tseung Kwan O
www.shawstudios.hk
毎年恒例! 映画ファン注目のビッグイベント
香港国際映画祭

1977年にスタートし、いまやアジアを代表する映画の祭典としての地位を確立した香港国際映画祭。その規模の大きさから、映画界におけるアジア進出の登竜門とも評されている。毎年3月から4月にかけて約10日間にわたり開催されており、世界中から集まった数百作品が香港各地の会場で上映される。2025年の映画祭では、中島哲也監督の「時には懺悔を」が、日本映画として20年ぶりにオープニング上映作品に選ばれた。
www.hkiff.org.hk



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