名作紹介も!【香港映画ロケ地MAP】
絶えず進化し続ける街・香港。スクリーンで輝いていた風景も、いまではすっかり姿を変えてしまった場所が少なくない。そんななかでも、今も変わらず名シーンを追体験できる貴重なロケ地をご紹介!何年経っても色褪せない名作映画の舞台を訪ねて、さあ、聖地巡礼の旅へ出かけよう!
中環エリア

1 文武廟
文芸と戦の神を祀る文武廟(マンモウミュウ)。頭上を彩る線香とその煙の幻想的な雰囲気から、多くの作品のロケ地として使われてきた。なかでもアニタ・ムイが幽霊を演じた「ルージュ」では、物語の鍵を握る重要な舞台として登場している。
124-130 Hollywood Rd., Sheung Wan
2 ヒルサイド・エスカレーター

国内外さまざまな映画の撮影に使用されているヒルサイド・エスカレーター。特に「恋する惑星」では、ストーリーを象徴する場所としてたびたび登場する。ヒロインがエスカレーター脇の主人公の部屋を覗き込もうとするシーンは、ひときわ印象に残る名場面。
93 Queen’s Rd. Central, Central
3 中環街市

現在はおしゃれな商業施設へとリノベーションされている中環街市だが、市場として機能していたころの趣ある内装が随所に残っている。中国映画「無名」では、戦後の香港として登場するワンシーンに、当時と変わらない雰囲気を残す中央階段が使用されている。
93 Queen’s Rd. Central, Central
4 ポッティンガー・ストリート
18世紀のカトリック教会建設をきっかけに整備された道で、香港最古の通りのひとつ。石畳の階段が続く歴史的なこの坂道は、「花樣年華」や「ラスト、コーション」など数々の名作のロケ地となっている。日本では、TM NETWORK「Get Wild」のMVが撮影されたことでも有名。
Pottinger St., Central
5 終審法院

「男たちの挽歌」の冒頭で主人公がタバコを吸いながら相棒を待っていたのは、この終審法院(最高裁判所)の前。かつては街のいたるところで見られた移動式屋台から、香港の定番スナック「腸粉」を買って食べるシーンも印象的。
8 Jackson Rd., Central
尖沙咀・油麻地エリア

1 1881ヘリテージ

ジャッキー・チェン主演の「プロジェクトA」で、海軍部隊の基地として登場した建物。実際、1880年~1996年まで香港水上警察の本部として使われていた。現在は商業施設となっているが、海賊対策にあたっていた時代の貴重な資料を展示スペースで見ることができる。
2A Canton Rd., TST
2 ペニンシュラホテル

1974年製作「007 黄金銃を持つ男」の重要な舞台のひとつ。ボンドガールが乗り込む緑色の車は、ペニンシュラグリーンとも呼ばれる同ホテル専用カラーのロールス・ロイスだ。また屋上のヘリポートは、バットマンシリーズ「ダーク・ナイト」の撮影に使われた。
22 Salisbury Rd., TST
3 重慶大厦

「恋する惑星」、「天使の涙」、「愛に関するすべてのこと」などに登場し、香港映画において緊張感や危うい魅力を表現する上で欠かせない存在となっている重慶大厦(チョンキンマンション)。一歩足を踏み入れると感じる、独特で怪しげな雰囲気は今も健在だ。
36-44 Nathan Rd., TST
4 永安百貨 尖東店

ジャッキー・チェンのスタントが炸裂する「ポリス・ストーリー」。シリーズ第1作の終盤、デパートで繰り広げられる派手なアクションは、できたばかりの永安百貨(尖東店)で撮影された。特に、吹き抜けからポールに飛び移り30m下まで一気に滑り降りる離れ技は、シリーズを象徴する名シーンのひとつ。
62 Mody Rd., TST
5 ウォーターフロント・プロムナード

長澤まさみ主演の日本映画「コンフィデンスマンJP」のロケ地としても知られる海辺の遊歩道。その先に続くアベニュー・オブ・スターズには、ブルース・リーの銅像をはじめ、名だたる映画俳優の手形が飾られており、香港から世界へ羽ばたいたムービースターがいかに多いかを物語っている。
Tsim Sha Tsui Promenade, TST
6 テンプル・ストリート

通称、男人街と呼ばれる廟街(テンプル・ストリート)は、映画やドラマの作品名にもたびたび使われるほど、物語が生まれそうな雰囲気のある通り。昼間は閑散としているが、夜になると一気にその魅力が花ひらく。「世界の涯てに」では、金城武とケリー・チャンが人混みをかき分け歩いた。
Temple St., Yau Ma Tei
7 九龍水果批發市場

油麻地果欄とも呼ばれるこの果物市場は、かつてマフィアが幅を利かせていたこともあり、香港の裏社会を描く際によく使われるロケーション。ウォン・カーウァイ監督の「いますぐ抱きしめたい」や「九龍城砦」をはじめ、多くのギャング作品に登場する。
202 Reclamation St., Yau Ma Tei
郊外エリア

1 青山禅院

©Chong Fat (BY-SA 3.0)
「燃えよドラゴン」の聖地と言えば、香港仏教発祥の地とされるこの寺院。寺の一角には、ここが撮影地であることを示すブルース・リーのパネルも飾られている。ややアクセスしづらい場所にあるものの、ファンなら一度は訪れたいスポット。
Tsing Shan Monastery Path,Castle Peak, Tuen Mun
2 青松観

青山禅院と同時に訪れて欲しいのが、「燃えよドラゴン」の冒頭シーンに登場するこちらの寺院。風光明媚な中国式庭園や、2級歴史建造物にも指定されている厳かで立派な本殿などがあり、映画に詳しくなくても楽しめる場所。
Tsing Chung Path, Tsing Chung Koon Rd., Tuen Mun
3 萬佛寺

MTR沙田(シャーティン)駅から徒歩10分ほどの場所にある萬佛寺は、「インファイナル・アフェア」の冒頭で闇組織への入門儀式が行われる重要なシーンの舞台。参道にはすべて表情の異なる金色の仏像が500体も並んでおり、不思議な光景を生み出している。
221 Pai Tau Tsuen, Sha Tin
4 瀝源邨

©WiNG (BY-SA 3.0)
観塘(クントン)の順利邨など、郊外の団地が頻繁に登場する「メイド・イン・ホンコン」。なかでも主人公の自宅として設定されたのが、沙田初の公営住宅として建てられた「瀝源邨」だ。仲間たちと団地内のバスケットボールコートでたむろするシーンも有名。
6 Lek Yuen St., Sha Tin
5 プラザ・ハリウッド

「ハリウッド☆ホンコン」の題名の由来ともなったショッピングセンター。舞台となった大磡(ダイハム)村は再開発によりすでに取り壊されたが、村の跡地の一部に建ち、富の象徴として描かれたこの商業施設や高層マンション群は今も残る。
3 Lung Poon St., Diamond Hill
6 無間音響

「インファイナル・アフェア」冒頭の重要なシーンで使われたオーディオ店。実際のロケ地は深水捗(シャムスイポー)の旧店舗だが、現在の場所へ移転後も、劇中でトニーとアンディが座っていた椅子や音響セットがそのままの状態で配置されている。ファンだと分かると、挿入歌を流してくれることも!
Shop 4, 18/F., Canny Industrial Bldg.,33 Tai Yau St., San Po Kong
7 益昌大廈

通称モンスターマンションと呼ばれるこの集合住宅は、スピルバーグ総指揮による「トランスフォーマー/ロストエイジ」や、満島ひかりが踊る姿が印象的なMV「ラビリンス」のロケ地としても有名。住民からの苦情により部外者立ち入り禁止の時期もあったが、現在は一般に開放されている。
Yick Cheong Bld., King’s Rd., Quarry Bay
8 レパルスベイ

1955年に製作され大ヒットしたアメリカ映画「慕情」の舞台である浅水湾(レパルスベイ)。第二次対戦直後の香港で、運命に翻弄される悲恋を描いたロマンス映画だ。劇中に登場するレストラン「ザ・ベランダ」は、当時の情緒を残しつつ再建され、今もその雰囲気を味わうことができる。
作品紹介
いますぐ抱きしめたい
原題:旺角卡門 / 製作:1988年
出演:アンディ・ラウ、マギー・チャン

ウォン・カーウァイの監督デビュー作。旺角の裏社会を生きる男と、ランタオ島からやってきた初対面の従姉妹。トラブルに振り回されながらも、次第に惹かれ合う2人のラブストーリー。
恋する惑星
原題:重慶森林 / 製作:1994年
出演:トニー・レオン、金城武、フェイ・ウォン

ウォン・カーウァイ監督が手がけた、1990年台の香港らしさが光るスタイリッシュな作品。重慶大厦を舞台に、すれ違う2つの恋愛模様を描いた。香港電影金像奨・最優秀作品賞など3部門を受賞し、日本でもヒットを記録。
花様年華
原題:花樣年華 / 製作:2000年
出演:トニー・レオン、マギー・チャン

1960年代の香港を舞台に、既婚者同士の切ない恋を描いたウォン・カーウァイ監督のロマンス映画。「欲望の翼」の続編、「2046」の前編ともいわれている。カンヌ国際映画祭・最優秀男優賞など数々の賞を獲得。
世界の涯てに
原題:天涯海角 / 製作:1996年
出演:金城武、ケリー・チャン

白血病を患う裕福な家庭の娘と、彼女が探し求める男性、その男性を探す依頼を彼女から受けた便利屋の青年の三角関係を描いたラブストーリー。「不夜城」などを手がけたリー・チーガイが監督を務めた。
ルージュ
原題:胭脂扣 / 製作:1987年
出演:アニタ・ムイ、レスリー・チャン

香港の伝説的歌姫、故アニタ・ムイの代表作で、ジャッキー・チェンが製作した恋愛ファンタジー。1930年代から霊になって現世をさまよう遊女をアニタが妖艶に演じ、香港電影金像奨をはじめ多くの女優賞に輝いた。
男たちの挽歌
原題:英雄本色 / 製作:1986年
出演:チョウ・ユンファ、ティ・ロン

それまでカンフーやコメディが主流だった香港映画界に、香港ノワールと呼ばれる、裏社会をテーマにしたジャンルの新潮流をもたらしたジョン・ウー監督作品。闇の世界で生きるマフィア幹部の葛藤と人間模様を描いた。
メイド・イン・ホンコン
原題:香港製造 / 製作:1997年
出演:サム・リー、ネイキー・イム

監督フルーツ・チャンの独立デビュー作。中国返還に揺れる香港で行き場を失った若者たちの衝動を描いた。スケボー中にスカウトされた主演のサムは、本作で新人俳優賞を獲得。その後、日本映画「ピンポン」にも出演した。
ハリウッド☆ホンコン
原題:香港有個荷里活 / 製作:2001年
出演:ジョウ・シュン、グレン・チン

香港・日本・フランスによる共同製作。再開発が進む貧しい村を舞台に、格差や欲望が交錯する人間模様を鮮やかに描き出した、フルーツ・チャン監督らしさあふれる作品。
燃えよドラゴン
原題:龍爭虎鬥 / 製作:1973年
出演:ブルース・リー、ジョン・サクソン

ブルース・リー主宰のコンコルド・プロダクションと、アメリカのワーナー・ブラザースによる合作で、世界的ヒットを記録したカンフーアクション。“Don’t think. Feel! ”の名言が生まれたのも本作。
プロジェクトA
原題:A計劃 / 製作:1983年
出演:ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー

海賊が横行していたイギリス植民地時代の香港を舞台に、水上警察に所属する男が体を張って戦うアクションコメディー。監督・原案・脚本・武術指導・アクション監督・主題歌をジャッキー・チェンが手がけた。
ポリス・ストーリー/香港国際警察
原題:警察故事 / 製作:1985年
出演:ジャッキー・チェン、ブリジット・リン

プロジェクトAと同様に、ジャッキー・チェンが主演・監督・スタントを務めたシリーズ第1作。手に汗握るカーアクションや決死のスタントが話題を呼んだ香港アクションムービーの金字塔。
インファイナル・アフェア
原題:無間道 / 製作:2002年
出演:トニー・レオン、アンディ・ラウ

警察に潜入したマフィアと、マフィアに潜入した警察官という2人の男の運命を描くサスペンス。巧妙な脚本とスタイリッシュな演出で国際的に高く評価され、ハリウッドでも「ディパーテッド」としてリメイクされた。


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