「世界各地で笑顔を作りたい」 JOYPOLIS SPORTS香港オープン1年目を振り返って

2025/07/02

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日本最大の屋内型遊園地「東京ジョイポリス」を運営するCAセガジョイポリスは2024年12月、海外初となる「JOYPOLIS SPORTS」の旗艦店を香港の啓徳体育園内「Kai Tak Sports Park Mall)」に開業した。

JOYPOLIS SPORTS海外旗艦店は5階建てで、約3万平方フィートの広さを誇り、3つのテーマエリアが集結する。今回PPWは運営部の早坂氏に、オープン半年を経て手応えなど感想を伺った。

 

CAセガジョイポリス株式会社
運営部副部長
早坂 亮二氏

 

早坂 亮二 ハヤサカ リョウジ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■香港に旗艦店をオープンするまでの経緯をうかがえますか。
弊社親会社とのつながりで現在の運営会社を紹介いただきました。
KaiTakの再開発エリアの中で、運営会社は独立した建物にJOYPOLISブランドの展開を希望されていました。弊社は建物の面積などを勘案し、JOYPOLIS SPORTSを軸に全体の企画を立案いたしました。
キッズエリアも内包する方針であることからセガのキャラクター・ソニックをテーマにしたゾーンの併設も提案いたしました。
施設内設備の確定については、ライセンシーと密に意見交換をしながら最終確定し作り上げて参りました。
内装工事、設置期間がかなり限られていたプロジェクトでしたが、開業希望日に沿えるよう弊社も総動員で対応し、昨年12月22日に無事グランドオープンを迎えることができました。

■カイタックという場所以外に候補はありましたか?
KaiTakありきのプロジェクトだったので、他の場所は考えていませんでした。
KaiTak開発地区の集客ポテンシャルが十分あることは理解しておりましたので、他を提案する必要もないと思っておりました。

■香港という場所への期待や、そのほかの世界展開への計画などがありましたら教えてください。
香港に開設したことで、東アジア、東南アジアの地域には良いアピールになると考えております。弊社は、ライセンスアウト事業が基本的な進め方ですので、色々なオファーを頂きながら、次の候補地を計画して参ります。

■オープンから数カ月、利用者からどのようなレビューが届いていますか?
ゲストからの満足度も高く、非常にお楽しみいただいております。
スポーツという世界共通の主題を元に、様々なスポーツコンテンツを通して、主に若い世代からファミリーで連日賑わっております。
屋内型アミューズメントテーマパークですので、天候や気温に左右されることがなく遊べることもご好評をいただいている要因かと思います。

■日系室内エンターテインメント施設として、香港でどのような集客やプロジェクト、プロモーションを仕掛けていきたいですか?
今回、フランチャイズでの展開となりますので、現地と連携を図りながら推進しております。
世界的にも、異常気象が取り沙汰されておりますが、日本でのジョイポリス事業においても、「全天候型」は非常に強みになります。
併せて、コンパクトに遊べる利点もあり、様々なニーズにお応えできるようプロモーションをかけてまいります。

■開始から数カ月で、日本と香港との運営方法、文化や、スタッフ育成方法など、さまざまな違いについて、感じられたことを教えてください。
もちろん文化の違いなどありますので、日本での運営ノウハウがすべて活かせるとは限りません。
香港の文化も尊重しながら、我々の培ってきた運営ノウハウをカスタマイズし、運営方法のレクチャーを行いました。
とはいえ、日本式の細部に至る接客などは末永くパークを運営していくには、必ずや強みになりえますので、その部分はきちんと伝達しております。

■最後に、短期的・長期的な香港での展望を教えてください。
まずは、JOYPOLIS SPORTS香港を通して、ご来館いただいた方の笑顔を作っていきたいです。
その小さな積み重ねから、多くの方に受け入れられながら、末永くパーク運営をしていくことが長期的な展望です。
もちろん、香港をはじめ、世界で「JOYPOLIS」ブランドを通して、世界各地で笑顔を作ることが理想です。

 

JOYPOLIS SPORTS
https://hk-joypolis-sports.com/zh-HK

CAセガジョイポリス株式会社
https://www.casegajp.com/

 

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