僕の香妻交際日記 Nintendoスイッチで娘に日本語でキレられた
第95回
会社のお楽しみ抽選会でNintendo Switch とSwitch Sportsが当たった。娘が生まれてからはゲームとはほぼ無縁の生活だったが、意外にも娘がハマったもので、最近は毎晩彼女とともにヴァーチャルスポーツの世界へ勝負に繰り出すのが日課となっている。
テニスは座ってやるべし
Switch Sportsの中ですぐに楽しめるのはテニスだろう。ゲーム中にボタンを押す必要がないので、向かってくるボールに合わせてひたすら腕を振りかざせばいいだけだからだ。
テニス攻略の秘訣は2つ。椅子やソファに座ってやることと、腕は使わないで手首のスナップでボールを打ち返すこと。座った姿勢でやることで、身体や下半身の無駄な動きを省けるので、打ち返す球のスピードが速くなる。
テニスで勝利するためには速いボールをコートの隅に向かって打ち返すことなので、肩や肘を使わずに手首のスナップだけで素早くフォアハンドとバックハンドを使い分けられるかが勝負の決め手だ。
スプリットを避けるべし
テニスと並んで初心者や子どもにも楽しめるのがボウリング。ボウリングのコツは一球目は手首のスナップを使いすぎず、カーブよりもストレートボールで勝負すること。大事なことは残ったピン同士の間が開かないスプリットを残さないこと。ボールが先頭のピンのど真ん中に入るとスプリットになる可能性が高くなるので、気を付けよう。いかにスプリットを避け、我慢強くスペアを重ねられるかが勝負の分かれ目となる。
ドリブルよりもパスを駆使するべし
バスケットボールではドリブルのコントロールが自由にできないので、パスを駆使してリングまでの距離を詰めるのが効果的である。ゲームが始まったら、慌てず味方の動きとそのマークについている相手の動きをよく見ること。そして可能な限りリングに近づきダンクを決めるのが勝利の秘訣である。ダンクはブロックができないので得点率は100%だ。
ちなみに我が家では娘はパスを全くしてくれないので、彼女にはシュートに専念させているが、私のパスが相手にスティールされると「オラッ! Why did you pass to him?」とオラッだけやたら日本人なのがいつも気になる。
パターは手首を使うべし
ゴルフでの勝利はパターのクオリティーにかかっている。パターのコツは腕を使わず手首のスナップだけで打つこと。また、ティーショットやフェアウェイからのショットは予想飛距離よりも遠くに飛ぶので、ボールの予想落下点がピンフラッグちょうどの場合は、1つ下のクラブに替えて思いっきり振り抜くくらいがちょうどいい。
バレーボールはマニュアルで立ち位置を決めるべし
キャラクターは基本的に自動で動いてくれるので、レシーブ、トス、スパイクにおいてはタイミングさえあえばプレーに支障はない。ただ、ブロック、レシーブの成功率を上げたいならジョイコンを使ってマニュアルで立ち位置を動かすのが良い。相手は対角線上にスパイクを打ってくる可能性が高いので、レシーブをする前にあらかじめ対角線上のコートの隅に立ち位置を移動させておくことでレシーブの成功率を高めよう!
チャンバラとサッカーは1人の時に遊ぶべし
私は基本的に娘がスイッチで遊ぶ時しかスイッチスポーツを遊ばないので、1人プレイ用のチャンバラとサッカーはまだ攻略できるほどやりこめていない。
バドミントンは反射神経
バドミントンはテニスと操作が似ているが、テニスよりも動きが速いので、ゲームであまり疲れたくない私には苦手な種目だ。またシャトルのコントロールが難しく、どうすればコートの隅へウイニングショットを打ち込めるのかは未だに研究中である。
Switch Sportsの真の見どころ
私はもともとスポーツマンだったので、ゲームといえども世界中のユーザーと対戦ができるとなるとやはり若き日の勝負師としての血が騒ぐ。特に相手が日本人だと分かると娘とともに打倒日本を合言葉に一層力が入る。バーディーチャンスのパット、バスケットボールのラスト3秒、時に励まし合い、時に罵り合い、本物のスポーツさながらの緊張と興奮が味わえる。諦めない気持ちと集中力といったスポーツに必要な精神力を楽しく子どもに伝えられるところがSwitch Sportsの素晴らしさだろう。
最後に
スポーツには怪我が付きものだが、スイッチスポーツも例外ではない。私もつい先日バスケットボールのやりすぎで手首を負傷した。白熱するのはいいが、平常心でそれぞれの種目に臨むこと、そして1時間遊んだら必ず小休止を挟むべし。
ルーシー龍(りゅう)
東京都出身。香港歴13年。現在は香港の現地法人で人事部長を務めている。モットーは三度の飯のために飯を食わない。特技は豚のように食べること。