用途に応じて使い分け!香港のキャッシュレス最前線
香港赴任後、まず整えたいのが日常の決済環境だ。交通機関に欠かせないオクトパスカードをはじめ、クレジットカードやUnionPay、EPS、公共料金のオンライン決済、さらには個人間送金アプリまで、用途に応じた使い分けがスムーズな生活の鍵となる。中国出張や一時帰国にも対応できる決済手段を押さえ、ストレスのない香港生活をスタートさせよう。
香港生活の必需品! オクトパスカード

香港で生活する上で欠かせない電子マネー「Octopus(八達通)」。MTRやバスなどの公共交通機関はもちろん、ほとんどのスーパーやレストラン、自動販売機でも利用できる。通常のICカードのほか、好きな写真をカードにできる「MyStyleOctopus Card」、人気キャラクターとコラボしたキーホルダーなど、アイテムは多彩。さらに、スマホで完結するアプリ版もある。
アプリ版の便利機能
・ アプリ上でチャージが可能
・ 利用履歴や残高をいつでも確認できる
・ 提携店でのクーポン配信やポイント付与などの優待が受けられる
・ 紛失時の利用停止手続きがオンラインで行える

手間いらずな自動チャージ
オクトパスの残高が少なくなるたびに入金するのが面倒という人には、クレジットカードや銀行口座経由の自動チャージ(AAVS)がおすすめだ。利用する金融機関によって異なるものの、金額はHKD150~HKD1,000の範囲で選択できる。

紛失したら?
裏面に写真と名前が印字された「Personalised Octopus」、または自動チャージサービス付きオクトパスであれば、紛失時にカード利用停止にできる。万一の際は、24時間対応の専用ホットライン(+852-2266-2266)へ速やかに連絡を。届け出が受理されるとカードは直ちに利用停止となり、残額がある場合は払い戻しを受けられる。紛失の申告が正常に受理されてから3時間以降に発生した利用分や自動チャージ分については補償されるため、不正利用の際にも安心だ。

使わなくなったオクトパスはどうする?
本帰国などで使わなくなったオクトパスカードは、購入時に支払ったデポジットと残額を払い戻してもらおう。MTR各駅のサービスカウンターなどで手続きが可能で、その場で現金化できる。またアプリ版のオクトパスもクレジットカードへの返金が可能。ただし手続きが完了するまでに1カ月以上かかる場合がある。
シーンで選ぶベストな決済方法
中国本土や日本でも使えるUnionPay
香港や中国本土を中心に普及している電子決済システム「UnionPay(ユニオンペイ)」。HSBCなど主要銀行の口座を開設するとキャッシュカードに付帯されていることが多く、ユニオンペイのマークがある加盟店で利用できる。クレジットカードのような後払いではなく、代金が口座から即座に引き落とされるデビット式決済のため、残高管理がしやすい。
現在、約180の国と地域で導入されており、日本でもホテルやドラッグストア、タクシーなど、活用シーンが増えている。また三井住友銀行やセブン銀行など提携銀行のATMで現金を引き出すことも可能だ。中国本土ではクレジットカードは使えないがユニオンペイならOKという店舗も多く、出張時にも便利。ただし、通貨の異なる場所で決済した場合は為替手数料が発生するので注意しよう。

地域密着型サービスEPS
銀行口座と連動した電子決済システムとして、ユニオンペイと並び香港で広く利用されているのが「EPS」だ。ユニオンペイとの違いは、香港内に特化した地域密着型サービスであるという点。日々の暮らしに役立つ細かな仕組みを備えている。多くの店舗で銀行カードをデビットカードとして利用できるのはもちろん、PARKn’SHOPなど大手スーパーをはじめとする「EPS EasyCash」対応店舗では、買い物時に手数料なしで最大HKD500まで現金を引き出すことができる。銀行カードのEPSマークをチェックしてみて。

公共料金をオンライン支払いPPS
水道・ガス・電気などの公共料金を支払う際、請求書を毎回コンビニに持って行くのを面倒に感じている人もいるのではないだろうか。PPSはアプリやインターネットを通じて公共料金を口座から直接支払える決済システム。銀行アプリやATMで初期登録すれば、24時間どこからでも支払いが可能になる。

個人間送金はアプリで簡単に
電話番号だけで振り込み可能 PayMe
HSBCが運営する「PayMe(ペイミー)」は、店舗決済や個人間送金など、さまざまなシーンで活用されている決済システムアプリ。送金時に相手の電話番号を入力するかQRコードをスキャンするだ けで銀行口座に送金できるという仕 組 みだ。割り勘などの際にも便利。

中国へもリアルタイム送金FPS
香港金融管理局が提供する「FPS」も、個人間の送金が簡単にできる電子決済サービス。銀行アプリでFPSを有効化し、電話番号などを入力するだけで利用できる。また、2025年に開始されたFPSのサービス「Payment Connect」を使えば、中国本土へも24時間リアルタイムで送金することが可能だ。利用方法は香港内と同様で、受取人の電話番号か口座番号を入力するだけでOK。
中国出張が多い人は必須の決済アプリ
香港版アリペイAlipay HK
中国を中心に12億人以上のユーザーを抱えるAlipay(アリペイ)の香港版決済アプリ「AlipayHK」。香港の銀行口座と連携させることで、スマホひとつで日常の買い物や交通機関の支払いができる。さらに中国本土でもそのまま利用でき、人民元決済にも対応。両替の手間なくスムーズに支払いができるため、中国出張や深センへの週末旅行が多い香港在住者には必須のアプリといえる。香港から中国への送金にも利用でき、送金先がAlipayであれば手数料は基本的に無料。マカオ、日本、韓国、シンガポールなど、利用できる国や地域が広がっている。
通信アプリ発の決済 WeChat Pay HK
LINEやWhatsAppが利用しづらい中国で は 、W e C h a t(ウィーチャット)が主流の通信アプリとして広く普及している。「WeChat Pay HK」は、そのWeChatの香港版デジタル決済サービス。AlipayHKと同様に中国本土のほとんどの店で使えるため、越境移動が多い人にとって心強い決済手段となっている。Alipay との違いは、WeChatアプリ内で送金まで完結できる点。コミュニケーションの延長で使えるのが特徴だ。

あなたにピッタリなクレジットカードはどれ?
ライフスタイルに合った香港ドル決済のクレジットカードを持つと生活がより便利になるだろう。代表的なクレジットカードの特典は以下の通り。
日常の買い物に便利
HSBC Red Credit Card
・年会費なし。年収HKD12,0000以上が条件
・オンライン支出に対して4%のポイント付与
・地元のスーパーでの買い物に対して2%のポイント付与
・その他の国内および海外での支出に対して1%のポイント付与
ANAユーザはマスト
大新ANA World Master Card
・初年度年会費無料、2年目以降HKD2,000/年。年収HKD15,0000以上が条件
・HKD8消費ごとに1マイル加算
・香港国際空港や日本主要都市空港での優先チェックイン
・カード申請時に最大で17,000マイルの贈呈&日本往復チケットと交換が可能
JALでの移動が多いならこのカード
AEON Card JAL
・初年度年会費無料、2年目からHKD480/年。
・HKD6~8ごとに1マイル加算
・毎月イオン感謝日2日・20日は5%オフの優待
・香港国際空港指定ラウンジ無料で利用
毎日のショッピングでポイントがたまる
AEON VISA Card
・年会費永久無料
・駐在員の妻など所得のない帯同者でも発行できる
・HKD1で1ポイント付与
・毎月イオン感謝日2日・20日は5%オフの優待
・全港の提携店で優待割引実施中
・累積ポイントは割引クーポンや景品と交換可能
気軽に始められるハイステータスのアメックス
American Express Explorer Credit Card

・初年度年会費無料、翌年以降は年間HKD150,000以上の消費で年会費免除
・ 香港内の消費HKD3ごとに1マイル加算
・ 旅行保険やショッピング保険の自動的付与
・ 家族カード2枚含む特定ラウンジの利用が可能
・ 140カ国で展開する24時間対応のワールドクラスサービスを利用できる。旅先でのトラブル、オプショナルツアーなどホットラインから問合せ可能


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