6月と7月はイカ釣りシーズン!西貢(サイクン)
6月~7月は香港のイカ釣りシーズン。そこで、PPWスタッフも、1台のボートを借り切って、サイクン(西貢)へイカ釣りに出かけてきた。当日は朝方から激しい雨と雷。雨足が少し落ち着いたころ、幹事から「雨天決行」の連絡がきた。でも、午後には雨もやみ、雲の切れ間から空も見えるようになった。
「はじめまして!」の人同士も含めて参加者は約25名。三々五々、サイクン埠頭に集合する。サイクンはボートトリップを楽しみに来た人や海鮮料理を食べにきた人で大賑わいだった。
イカ釣りボートは、日が落ち始めた7時過ぎに出航。2階の甲板に上ると、海の向こうに明かりが点り始めた街の風景が見えた。点在する島々の間を縫うようにボートは進んでいく。渡る風も心地よい。
船長が手配してくれたケータリングの夕食を済ませた後、いよいよイカ釣り。釣り方はいたってシンプル。光でイカを集めて、U字型フックを束ねたような小さな釣具でひっかけて釣るというもの。10センチ前後の小さなイカが釣れるらしい。このイカ釣り、経験者からは「1匹も釣れなかった」「ほとんど釣れない」とのコメントも。でも、この日は違った!イカ釣り名人の香港人女性がいて、釣り方を伝授してくれたのだ。ポイントは、1(イチ)、2(ニ)で助走をつけるように軽く、3(サン)で強く釣り具を引っ張ること。実践したところ、面白いように釣れて大豊漁になった。あちらこちらから歓声があがる。細腕で奮闘していた女性2人もついに1匹を釣り上げて破顔。でも、日本人男性1人だけがゼロという結果に。彼の後日談「気合は入っていたけれど、名人の技を習っていなかった!」。
最後にみんなが釣ったイカを船長が調理してくれた。ニンニクが効いた味と、塩・胡椒味の2種類で、どちらも美味。「自分で釣ったから、余計に美味しい」との声も。約2時間半のボートトリップを終えて、夜10時近くにサイクンに到着。
この日、深夜は再びドシャ降りの大雨に。船長によると、雨が止んだ後の日のほうがイカが釣れやすいそうだ。大漁は天気にも恵まれたのかもしれない。
イカ釣りを企画しよう!
❶日時を決めたら、ボートを1台貸し切るため、20~30人の仲間を募る。友達の友達、友達の家族など、初対面の人も大歓迎!みんなでワイワイ楽しむのが香港スタイル。
❷ボートを予約する。ボートの船長(オーナー)はインターネットで探したり、知人から紹介してもらう。船長とのやり取りがあるため広東語は必須。ココが日
本人にはハードルが高いところ。
❸イカ釣りボートは、夕食のケータリングサービスがセットになっている。ソフトドリンクやアルコール類は自分たちで準備しよう。
❹20~30人ほど集まると、ボートのレンタル料、自分たちで購入した飲物代なども含めて、一人の予算はHKD200~400に。
❺「自分たちで企画するのは難しそう」と思ったら、旅行会社のイカ釣りツアーに参加するのがおすすめ。
●パンダバスでは毎年ビュッフェ付きで手軽なイカ釣りツアーを催行。
(7月は貸切プランでご案内)日本語での問い合わせは、(852)2724-4440。
■サイクンへの行き方
モンコック(旺角)から出ている「サイクン」行き赤いミニバスを利用すると便利。
MTRチョイホン(彩虹)駅などからもミニバスが出ている。