香港在住の日本人主婦によるリレーエッセイ Vol.201
Vol.18
人生の勝者は金より笑いって思ってるわたしってカッコイイ。
最近、仲の良いお友達が本帰国決まって続々帰ってしまってます。寂しいですね。
帰るお友達に渡す送別品選びも至難の業なんです。色々持っているだろうと考えると何にも選べなくなるというループ。
帰国した1人の友人は家族でとてもお世話になっていて、超金持ち(友人みんな金持ち笑)なんでこれまた送別品地獄w
恥かかないような物をなんとかチョイスしメッセージカードも、付けて無事お渡ししました。
「お金や物はいくらでも持ってるけどe-ko.ちゃんからの手紙が1番嬉しい!
貰って嬉しい物はいつも手紙なんだよ」と(金持ち)友人からのお言葉で、あーなんて心が裕福なんでしょう。ステキだな。と改めてファンになりました。
なにを隠そう、以前の毒親闇期の私は金が全て!金なきゃ幸せも掴めない!と本気で思っていて、人を羨む日々を送っていたのです。
じっさいすべての幸せがお金で買えるとは思いませんが、お金で買える幸せはたくさんあると思います。
働く幸せも、学ぶ幸せも、お金に余裕があるからこそ気づくことができる事もある。世の中はお金で決まってしまっている時代なんですが、
闇期からの経験を通して、結局何が大切なのか、という事を見直しました。
お金があることによって判断が鈍ってしまったり、孤独だったり。。
人生の勝利条件とは、ずばり笑えること!だと思うんですよね、
ニヤつく。お腹を抱えて笑う。ニコニコする。嬉し泣きする。スマイル。死ぬまで続く人生において、これらに費やす時間の長い人間が「勝ち」なんでは。
たくさんのお金を持っている人間はどれだけ笑っているだろう。
その人間は「お金のない人たち」の中の「笑える人」に比べてどれくらいの割合なのかな。
想像力は知性の賜物。笑いたいときに、好きなだけ笑える人が「人生の勝ち組」なんじゃないかって気づいたんですよね。
人生金だ!って言ってる時の自分は超ブスだったはず。
恐ろしい。
私たちを健康や幸福にしてくれるのは富、名声、仕事ではなく愛情ある人間関係に尽きるんではないでしょうか。
やっとこの考えが出来る様になったのですが、金が全てだった(うちは金持ちではない)歪んだ時期があるからこそ深く理解出来るのかなと思っているんです。
人間色んな経験を通した方が真実に近づけると発展途上の青二才が思っているのであります。
e-ko.のプロフィール
二児の女の子のママ。17年某有名アパレル企業で働き香港転勤になり退社。
毒舌コラムの評判も上々。AB型のよくいう天才肌。自己肯定感高めな酒好き。
好きな言葉は「なんとかなるさ」