読むだけでママが笑顔に「ままサプリ」第243回
歩くということ
教えない、導かない、加賀のキッズスクール「てくてくの杜」をお手伝いさせていただいてます。
てくてくの杜では大人も子供も全員で朝の会からスタートします。
全員の名前を呼んで「今日は〇〇さんがお手伝いにきてくれたね。」
「今日は〇〇さんは元気な顔だね」
などと全員の心と身体を合わせていきます。
そして「今日はどこへ行こう?」
「海!」「図書館!」「公園!」
いろんな案が出ます。
その度大人も子供も
「いいね~。暑そうだけどね~」「遠いから嫌だ~」
素直な声が飛び交います。
はじめはバラバラなことを言っているのに、時間とともになんとなくまとまっていくのです。
子供たちも自分の気持を押し通して泣き叫んだりすることはありません。
意見を曲げるでもなく、自然に周りとの調和をはかりながら丁度いい案にまとまっていく。みんながそれぞれに自分を満たすことができているからこそ周りをみることができている。
素晴らしいな~と思うのです。
この日行き先は「海」に決まりました。
「海」までは実に6キロ!! 大人の足でも1時間半はかかります。
「海」と決まると子どもたちは銘銘に必要なものを準備します。
ミニカーなどをたっぷり入れて重い荷物の子供。
リュックが大きくてずり落ちる子供。
お茶が少ししか残ってない子供。
大人たちは見守るだけ。なにも言いません。
途中、喉乾いた~という子供に「お茶飲んでいいよ」と声をかけた私。
園長のまっとさんから「「いいよ」というのは「許可」の言葉」と言われハッとしました。
私は一体子供にどれだけの「許可」を出してきたんだろう??
てくてくの杜は学びの宝庫です。
下駄やスニーカー思い思いの靴でてくてく歩きます。
それでも1時間を過ぎた頃から
「帰りたい~。海いやだ~。荷物重い~。」
と泣き出しました。
気づけば私の両手には3歳時2人。
みんな見えないくらい先を歩いています。
「ええ?これど~するの? もしかして両方抱っこ???」
と焦りましたが、さすがてくてくっ子。
「海」に行きたいと言ったのも自分。
「重い荷物」を準備したのも自分。
3歳なのに「抱っこして~」とはならず、リュックを前にしたり、両手で持ったり、工夫しながら、泣きながらでも歩きます。
いがぐりを蹴り合ったり、お花を摘んだり、歌を歌った
り、休憩したりしながら、3時間。
ようやく海に着きました。
クタクタでしたがそこはさすが子供たち。
海に着くと疲れなどどこへやら。
満面の笑みで駆け出して行きました。
いつも途中で引き返していた海。
この日はじめて最後まで歩くことができたそうです。
圧倒的な自然の中を毎日「歩く」
ひたすら「歩く」
「歩く」ことに学びのすべてが詰まっている。
子どもたちと歩きながら大いなる自然と、
大きな豊かさを受け取りました。
本当にありがとうございました。
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Kyou氏 プロフィール
海外で3兄弟を育てる中、人を育てる一大事業に頼れるものが何もないことに疑問を持つ。現在上海ママたちに心理学、統計学、コーチングなどを基にした「ままサプリ」展開中。香港にて講座開催中♪
zets_PPW@pocketpage.com.hkまでお問い合わせください。
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