マリリンのぶらグル巡り Vol.81
香港で長年、愛され続けている老舗スペイン料理店「Ole Spanish Restaurant & Bar」
冬の特別メニューが登場!
香港で1998年にオープンして以来、今年で20周年を迎える老舗スペインレストラン「Ole Spanish Restaurant & Bar」。アジアのグルメシティーとしても世界から注目され、飲食業界の競争率が激しい香港で、昔も今も変わらずスペイン料理ならこの店!と巷で言われるほど、「長年変わらない味、クオリティーの高い料理、サービスが良い」と人気がある同店の秘密は、多くのレストランがモダンなアレンジを加えた料理を紹介する中、同店ではアレンジをあまり加えずあえて王道でシンプルな味付けを心掛け、厳選した食材を使用したスペインの伝統料理を提供してること、安定した味、そして顧客を楽しませてくれるホスピタリティー精神の高さにある。常連やリピーターが多いのも納得できる。
今回は同店の特別メニュー7種「冬の伝統料理」を紹介する。まずは、スペインのカタルーニャ地方の料理で香港ではなかなか味うことができないと言われている「Scampi with Pork and Beans」。柔らかな食感の豚肉と海鮮エキスたっぷりのエビとの相性が抜群。冬の伝統的な狩りシーズンに食べられている「Quail in Chocolate Sauce with Green Apple Mash」は、鶉肉をマリネしてソテーした後、チョコレートソースを加えて煮込んだ料理。「チョコレート?」と思うかもしれないが、ビターチョコレートを使用しているので甘さは気にならない。スペインの北西部、ガリシア州の料理で漁師のヘルシー料理「Caldeirada Gallega Seafood Stew」は、冬に海から上がり寒い体も心も温かくしてくれるシーフード料理。
冬の間にラム肉を食べる習慣があると言われているスペインで人気メニューの「Iberico Lamb Shoulder and Mortar Potato」は,ボリュームたっぷりでシェアして食べたい。穀物飼育したラム肉を使用しているので、臭みもなく筋肉と筋肉との間に自然なレイヤーがあり、お肉はまるでイベリコ豚のように柔らかくてジューシーなのが特徴。
食事の最後には美味しいデザートで締めくくろう。おすすめは「Cheesecake, Crumble and Fig Preserve」。スペイン北部、チーズの名産地として有名なアストゥリアス州のデザートにインスパイアされたデザートで甘すぎず、牛乳と山羊のミルクの濃厚な味を楽しむとができる。
さあ、さっそく老舗スペインレストランの冬の特別メニューを楽しみに出かけよう。
Ole Spanish Restaurant & Wine Bar
住所:1/F., Shun Ho Tower, 24-30 Ice House St., Central
電話:(852)2523-8624
時間:月~金 ランチ 12:00~15:00、ディナー 18:30~24:00
土 ランチ 11:30~15:00、ディナー18:30~24:00、日休
ウェブ:www.olespanishrestaurant.com.hk