三ツ星レストランシェフ監修「niji kitchen」荔枝角
2018年1月末にオープンした、荔枝角(ライチーコック)D2 Place TWO内の「niji Kitchen」に、新たなシェフが登場した。そのシェフとは、フランス三ツ星レストラン「L’Assiette Champenoise」出身の小沢亮吾氏だ。「niji Kitchen」では、 メニューの監修などを行う。
元々、non MSGで動物性油を使用していないカレーソースを日本から直送するなど、食材にはかなりのこだわりを見せる同店。今後どのような変化が起こるのか楽しみである。
同席していたniji Concept Limited代表の高橋延行氏にも期待することを伺うと、「FC展開におけるスピードアップ、日本人ならではの繊細さや安心感、そして、一流の味をもってして、頭一つ出るような存在になっていくこと」と話す。
今回、PPW編集部は小沢氏にインタビューを行った。
1.「 niji Kitchen」で実現したいことは何ですか?
三ツ星レストランをはじめ、いわゆる高級店と言われるところで身につけてきた技術を低価格&カジュアルに落とし込んでいきたいです。
2.「 niji Kitchen」の監修を行うことになった経緯を教えてください。
実は、前職を辞めるときに、国内外から9つのオファーをいた だきました。自分の中で選択肢は2つ、ミシュランやベストレストラン掲載の名店を生み出すことを目指すか、ワールドワイドなFC展開を目指すかのどちらかでした。いろいろ考えた末、FC展開に挑戦しようと思い、それが高橋氏の構想と合致し、ご縁をいただいて現在に至ります。
3. FC展開に向けて、思い描いていることはありますか?
どこへ行っても同じクオリティのものを提供できるよう、料理のシステム化が必要だと感じています。ただ、すべてが全く同じというわけではなく、70%はシステム化された部分、30%はその国らしい素材を使って、どの国でも100%の料理を提供できるような状態が理想です。
4. 最後に、今後の展開をお聞かせください。
まずはアジア諸国へのFC展開!各国でちょっとおしゃれなローカルフードとしてオムライスに親しんでいただけたら嬉しいです。また、社会的弱者が活躍できる環境作りにも力を入れていきます。「niji Kitchen」の従業員のほとんどは聾唖者です。彼らは耳が聞こえない分、とても敏感で様々なことに本当によく気づくんですね。また、働ける環境を幸せに感じていて、仕事に取り組む姿勢がとても前向きです。そういった人を増やしていくことで社会貢献に繋がると信じています。
※聾唖者(ろうあしゃ)・・・聴覚に障害がある(耳が不自由な)人のこと
niji kitchen
住所:Shop 310, 3/F., 15 Cheung Shun St., Lai Chi Kok
電話:(852)3586-8103
フェイスブック:niji Kitchen