中環(セントラル)スパニッシュタパスレストラン「Boqueria」
香港には数多くのスパニッシュレストランがある。その中でもオープン以来変らぬ人気を保っているのが、ニューヨークに本店を置くスパニッシュタパスレストラン「Boqueria」だ。バルセロナの市場の中にあるタパスバーを再現し、新鮮な食材で本格的なスペインのタパス料理が楽しめる。カジュアルな雰囲気で常に賑わっていて、料理の味はもちろんのことスタッフのフレンドリーさも人気の秘密だ。
店内に足を踏み入れると、まず目に入るのがバー。スペインでバーを囲んでワインを片手にタパス(小皿)料理を楽しむ光景が思い浮かぶ。暖かみのある木製のテーブルと、壁に飾られたスペインのタイルが優雅でリラックスした雰囲気を作り出している。店の奥には大小のテーブル席があり気軽に食事はもちろん、パーティーやイベントにも利用できる。
まずはスパニッシュレストランで定番のシャングリアで乾杯。同店では赤、白の他、珍しいロゼワインのシャングリアも取り揃う。あっさりしていて飲みやく、アルコール度数低めなのでお酒が苦手な人でも楽しめる。スペインワインはもちろん、各地のワインも豊富に取り揃えているので、料理に合ったワインを紹介してもらおう。
料理のオススメは、定番メニューだからこそこだわりのある「スパニッシュオムレツ(Tortilla de Patata con Huevos de Corral)」。外はふわふわで、ナイフを入れるととろーりと半熟の卵がまるでチーズのようにあふれ出てくるのが特徴。口当たりまろやかな中にソーセージの塩気が程よいアクセントになっていて美味。また、「海老のオイル煮(Gambas al Ajillo)」は新鮮で大振りの海老を使用し、焦がしにんにくの香りが食欲をそそる。オリーブオイルと岩塩をまぶして炒めた「しし唐の炒め焼き」はシンプルだが岩塩がしし唐の甘みを引き出していている。
新感覚の「イベリコハム、黒トリュフ、チーズのサンド(Bikini de Trufa y Jamón Cocido)」は香り高いトリュフとチーズのコク、そしてハムの塩気が贅沢な味わい。赤ワインで煮詰めたソーセージ「Chorizo Frito」はさらに赤ワインが進む一品。スペイン料理で忘れてはいけないのがパエリア。同店のパエリアはチキン、シーフード、野菜の3種あり、2人用サイズなのでタパス数皿と一緒に、または最後のシメにもぜひ。
さあ、さっそく足を運んでスペインの味を堪能してみよう。
Boqueria
住所:7/F., LKF Tower, 33 Wyndham St., Central
電話:(852)2321-8681
時間:月~木 ランチ 12:00~15:00 ディナー 18:00~22:30
金・土 ランチ 12:00~15:00 ディナー 18:00~23:15
ウェブ:http://www.boqueria.com.hk