ソーホーのカジュアルダイニング「12,000 FRANCS」
12,000 FRANCS
お洒落なレストランやバーが立ち並び常に賑いを見せている中環(セントラル)のソーホー。このエルギンストリート(Elgin St.)に新しいコンセプトのフレンチレストランバー「12,000 FRANCS」がオープンした。インテリアに優雅な雰囲気が溢れる同店では、素材にこだわり様々な食品の保存方法を駆使したフランス料理をはじめとしたモダンヨーロッパ料理を楽しむことができる。
店名の「12,000 FRANCS」は1804年、遠征軍の兵士の食料をより長く保存する方法を模索していたナポレオンが、より良い保存方法を考案した者に12,000フラン(現在の約300万円相当)の賞金を約束し公募したところからとったという(因みにこの時、熱処理した食品の瓶詰めが生まれた)。そんな同店の革新的なメニューは元「Bibo」と「Tri」のエグゼクティブシェフのConor Beach氏が考案。世界中から仕入れた厳選食材を伝統的な食品の保存方法である、燻製、塩漬け、などで調理した食材を使用した料理を提供する。特にサワドーブレッドやテリーヌ、ハムやソーセージなどのデリ食品が充実している。使用する野菜は全て屯門(テュンムン)の契約農家から仕入れるなど、食材へのこだわりが感じられる。
メニューはシェアして楽しむタパス料理がメイン。その中でも同店のオススメ料理をいくつか紹介しよう。まず カツオのタルタルの「Bonito Tartare」はアーモンドを加えることで食感の楽しさがプラスされた珍しい一品。「Foie Gras Parfait」はフォアグラとチキンレバー、ハラペーニョ、ハーブをミックスしたもので同店自家製のサワドーブレッドと一緒にいただこう。まろやかな口当たりがクセになるバッファローチーズと柿、そしてドライビーフ、ピーカンナッツを合わせた「Ricotta + Persimmo」は口の中で様々な味がミックスする新感覚の味。ゆっくりとローストした「Black Cod」は肉厚で食べ応えも十分。その割には、口当たりが優しく添えられたクリーミーなソースと相性ピッタリなメインだ。
食事のお供には種類豊富なワインを。ほとんどのワインをグラスで提供しており値段も良心的なのも魅力の1つ。なかなかお目にかかれないレアなワインもグラスでいただけるのでワインが大好きという人は気軽にスタッフに聞いてみよう。カクテルがお好みという方には「ジントニック」や「ネグロニ」を。大人が寛げるお洒落な12,000 FRANCSでゆっくりとフードとドリンクを楽しみに行ってみては。
12,000 FRANCS
住所:G/F., Elgin Bldg., 43 A Elgin St., SoHo, Central
電話:(852)2529-3100
ウェブ:www.12000francs.com.hk
フェイスブック:www.facebook.com/12000francs