老舗飲茶「蓮香樓」上環に移転

老舗飲茶 蓮香樓 が上環で新たに動き出した。中環・威霊頓街の店を離れ、現在は上環駅B出口近くの東寧大廈で試業中。新店になっても、伝統的な点心ワゴンと大きな水差しといった昔ながらの香港飲茶の核はしっかり残されている。
香港で飲茶店は多いが、昔ながらのワゴン式で点心を回し、席でお茶を足しながら楽しむ古典的な茶樓は、今ではかなり少ない。蓮香樓は、その数少ない存在として長く親しまれてきた。名物は、蒸籠を積んだ手推點心車から好きな点心を選ぶスタイルと、香港らしい活気のある店内の空気感だ。上環の新店でも、その核になる体験は引き継がれている。
同店のルーツは19世紀末までさかのぼる。広州で始まったブランドがその後香港に入り、香港でも長い歴史を重ねてきた。現在の蓮香樓は、香港の飲茶文化を象徴する老舗の一つとして認識されており、開業年については資料によって差があるものの、少なくとも香港で100年前後の歴史を持っている。
今回の移転先は上環・東寧大廈の地下、1階、2階で、MTR上環駅B出口から近い。店舗案内では朝6時から深夜0時までの営業となっており、以前よりも使いやすい立地になった印象だ。
新店で目を引くのは、移転しても 変えなかった部分 が多いことだ。1階には旧店の面影を残すテーブルや椅子、手推點心車、大水煲、蓋碗茶といったおなじみの要素が残されている。一方で、2階には 龍鳳大禮堂 という新しい空間も設けられ、大卓を中心に宴会や集まりにも使いやすい構成になっている。昔ながらの空気感を残しつつ、今の利用シーンにも少し寄せた作りになったようだ。広東ポップス系イベントや夜の企画なども打ち出しているので、香港カルチャーイベントとしても楽しめるだろう。
店舗情報
蓮香樓 Lin Heung Lau
住所:G/F-2/F, Tung Ning Bldg., 249-253 Des Voeux Rd. C., Sheung Wan
最寄り:MTR上環駅 B出口付近
営業時間:6:00〜24:00


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