秋の贅沢 旬の上海蟹を味わう【2024】
広東語で大開蟹(ダイザップハイ)と呼ばれる上海蟹。例年9月中旬から出回り始め、翌年2月ごろまで楽しめる。前半に旬を迎えるメスは、蟹みそと卵が絶妙なバランスで濃厚な味わい。一方、オスが食べごろになり始めるのは11月ごろ、まさにこれからだ。冬眠に備えてさらに身体が大きくなり旨みが増すうえ、白子のもちもちとした食感が堪らない。そんなシーズン真っただなかの上海蟹を、思う存分楽しめるレストランをご紹介しよう。
高級ミシュランスター店の上海蟹点心
文華廳
期間:~11月30日
ミシュランの星を11年連続で獲得している老舗広東料理店「文華廳(マンワー)」では、11月末まで上海蟹メニューを提供中。蟹とキャビアのパスタ、蟹と北海道ホタテの炒め物といったアラカルトメニューのほか、飲茶に定評のある同店らしく、小籠包や蒸し餃子、包み揚げなど、上海蟹をふんだんに使用した贅沢な点心が用意されている。
ランチコース(HKD768~/1名)やディナーコース(HKD1,888/1名)でも上海蟹メニューは提供されるが、特に燕の巣などがセットになった豪華なディナーコースでは、上海蟹の姿蒸しが楽しめる。もちろん、食べ足りない場合は追加オーダーも可能だ。
香港を象徴するビクトリアハーバーとスカイラインの景色が見事な同店。旬の食材とともに特別な時間を過ごしてみてはいかが?
25/F., Mandarin Oriental H.K., 5 Connaught Rd. Central, Central
(852)2825-4003
月~金 12:00~14:30 / 18:00~22:30、土日祝 11:30~14:30 / 18:00~22:30
※土日祝のランチ以外は6歳以下入店不可
創造性あふれる上海蟹のフルコース
Hong Kong Cuisine 1983壹玖捌叁
期間:未定
ハッピーバレーに店を構える「1983」は、伝統料理に革新的なアプローチを融合させた現代中華ダイニング。独創的で洗練された料理が味わえると人気だ。そんな同店では、江蘇省の清らかな水で育った高品質な上海蟹を使った特別メニューをいただくことができる。
目見麗しい上海蟹料理8品にトリュフアイスまでついたフルコースは、HKD1,480/1名(2名より、前日までに要予約)。上海蟹のサラダボールやエッグタルトといった前菜、上海蟹のポテトスフレ、ハタの上海蟹ソースなど、創造性あふれる料理が並ぶ。
コースまでは……という人もご安心を。小籠包や刀削麺、スープなど、上海蟹を使ったアラカルトメニューもさまざま用意されている。この時季を心待ちにしている上海蟹通の方も、今まで味わったことのない逸品に出会えるはず。
1/F., 2-4 Tsoi Tak St., Happy Valley
(852)2893-3788
月~金 12:00~15:00 / 18:00~22:30、土日祝 11:00~15:00 / 18:00~22:30
名門ホテルのビュッフェで食す上海蟹
Clipper Lounge
期間:~12月1日
8月に新しく生まれ変わったばかりの「クリッパーラウンジ」。マンダリンオリエンタル香港内に位置する、アフタヌーンティーで有名なレストランだ。そんな同店が、改装後、新たにビュッフェスタイルのディナー提供をスタートさせた。
前菜や肉料理、デザートなど豊富なメニューを取り揃えるが、特に海鮮には力を入れており、ロブスターや香港産のアワビ、フランス産の生ガキなど豪華なラインナップ。そのシーフードスタンドには現在、期間限定で上海蟹が登場している。価格は、月~ 木HKD888 (子どもHKD488)、金~日祝HKD988(子どもHKD588)。「ザ・チネリー」のカレーや「マンダリン・ケーキショップ」のスイーツなど、ホテル内にある他店舗の看板メニューが楽しめるのも魅力的。
M/F., Mandarin Oriental H.K., 5 Connaught Rd. Central, Central
(852)2825-4007
ディナー 18:00~22:30