香港Uberついに合法化? 配車サービス免許申請スタート

2026/08/28
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Uber公式より

香港運輸署は8月28日、UberやDiDiなどの配車サービス(網約車)を対象とする、プラットフォーム免許の申請受付を開始した。申請期限は10月30日正午。UberとDiDiはいずれも、免許申請の準備を進めていると表明している。

香港運輸署は8月28日、UberやDiDiなどの配車サービスを運営する企業を対象に、「配車サービス事業者免許」の申請受付を開始した。申請期限は10月30日正午。UberとDiDiはいずれも、免許申請の準備を進めていると表明している。

香港ではUberを利用する人が多い一方、必要な許可を持たない自家用車が有料で乗客を運ぶことは、これまで違法とされてきた。今回の免許申請開始は、配車サービスを正式な制度の中へ入れる大きな一歩となる。

ただし、「8月28日からUberが合法になった」という意味ではない。

合法な配車サービスとして運行するには、運営会社、運転手、車両のそれぞれが香港運輸署から免許または許可証を取得する必要がある。

・UberやDiDiなどの運営会社
「配車サービス事業者免許」を香港運輸署へ申請する。8月28日から受付が始まっている。

・配車サービスの運転手
「配車サービス運転許可証」を運転手本人が香港運輸署へ申請する。受付開始は2026年第4四半期の予定で、詳しい手続きは今後発表される。

・配車サービスに使用する車両
「配車サービス車両許可証」を車両の登録所有者が香港運輸署へ申請する。こちらも2026年第4四半期に受付が始まる予定。申請者は、先に配車サービス運転許可証を取得している必要がある。

つまり、免許を取得したプラットフォームを通じて、許可を受けた運転手が、許可を受けた車両を運転する場合に限り、正式な配車サービスとして認められる。

運転手には、21歳以上で正式な運転免許を1年以上保有していることに加え、筆記試験への合格と指定講習の受講などが求められる。車両は製造から12年未満で、配車サービスに対応した保険への加入も必要だ。

また、許可を受ける車両は、登録所有者本人が運転することが原則となる。1台の車を複数の配車ドライバーが交代で使用する形は認められない。

事業者免許の申請料はHKD16,250。認可された場合、免許の有効期間は最長5年間で、運営会社が支払う免許料は年間HKD1,200,000となる。一方、運転手の許可証は年間HKD82、車両許可証は有効期間に応じてHKD540~2,100に設定されている。

利用者にとっては、運転手や車両が正式な許可を受けているか確認しやすくなり、安全性やトラブル発生時の責任関係が明確になることが期待される。

一方、香港全体で発給できる車両許可証は、制度開始時点で最大1万件、実質的に1万台までと定められている。各プラットフォームにつき1万台ではなく、UberやDiDiなどを合わせた香港全体の上限だ。

政府は、制度開始後の利用状況や待ち時間などを確認し、必要に応じて上限を見直す方針。Uberは、1万台では需要を満たせず、ピーク時や雨天時の待ち時間、料金に影響する可能性があると主張しているが、実際にどの程度変化するかは現時点では分からない。

今回の発表は、香港Uber合法化の「完成」ではなく、正式運行に向けたスタート地点。今後は、どのプラットフォームが免許を取得するのか、運転手と車両の申請方法、正式な運行開始時期に注目したい。

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