60周年記念パーティー開催「恒隆白洋舎」
3代に渡る深い絆と
日本の技術に支えられて
香港で、日本のドライクリーニング技術を提供し続ける「恒隆白洋舍」。1965年の進出から今年で60周年という記念すべき節目を迎え盛大なパーティーが開催された。会場には創業者である「恒隆地産」の陳一族、そして「白洋舍」代表取締役社長・五十嵐瑛一氏、総経理・藤代圭二氏のほか、多くの関係者が集い、お祝いの言葉を交わした。
日本で初めてドライクリーニングを導入した「クリーニングの白洋舍」。その高い品質と技術には、ここ香港でも長年に渡り多くのユーザーから信頼を集めている。同社は香港各地に19以上の店舗を展開する他、集配や保管サービスも行い、BtoCの成功企業としても挙げられる。香港創業60周年を迎え、同社が歩んできた足跡を振り返りたい。
1906年、白洋舍創業者の五十嵐健治氏は、東京・日本橋に白洋舍ランドリー1号店を当時の300円という資本金で開業。翌年には、東京大井町に最初のドライクリーニング工場を開設し、日本初ドライクリーニング業の創始者となった。日本では800以上の店舗を有し、日本最大のチェーンクリーニング店として確固たる地位を築いている。 一方、1960年代初頭、大手不動産企業「恒隆地産」の創業者である陳曾熙氏と夫妻が日本を訪れた際、お互いが敬虔なクリスチャンだったことから白洋舍創業者の五十嵐健治氏と偶然出会い、すぐに意気投合。その後、健治氏は長男である丈夫氏を香港に派遣し、1965年、香港に恒隆白洋舍が誕生した。
開催されたパーティーでは、在香港日本国総領事館の西海茂洋総領事代理から祝辞が述べられるシーンのほか、恒隆の名誉会長である陳啟宗氏も感謝のスピーチを披露。その中で陳名誉会長は両家の3代に渡る歴史を振り返り、その深い絆に感謝するとともに、両家間で手渡されてきた家宝「クリスタルタートル」を紹介した。これは創業時に丈夫氏から曾熙氏に贈られ、世代を超えて両家をつないできた大きな役割がある。陳名誉会長の子息であり現会長の陳文博氏と、社長・五十嵐瑛一氏の若い世代へバトンタッチし、さらなる飛躍に向け事業継承していくことを誓った。
現在白洋舎では60周年を記念し、ロゴ入り折り畳み傘のノベルティを店舗で贈呈中。
恒隆白洋舍(香港)有限公司
HANG LUNG-HAKUYOSHA (HK) Co., Ltd.
(852)2333-0141
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