【Insurance110】駐在中のお金に関するお役立ちコラム⑮

2024/12/04

香港駐在でのお金の終活(整理術)

スクリーンショット (2449) 香港駐在中の皆様、いよいよ日本への帰任が近づいてきた方も多いのではないでしょうか。今回は、香港での駐在生活を締めくくるにあたっての、お金の終活(整理術)について解説します。重要な回ですので、ぜひ何かしらのかたちで記録しておいてください。

香港で金融資産の整理が重要な理由
・国際金融都市特有の複雑な金融商品の存在
・日本とは異なる税制度への対応
・資金移動の制限や手続きの複雑さ
・為替変動リスクへの対応
・長期的視点における資産運用の取り扱い

主な整理項目
銀行関連
・普通口座、定期預金の解約時期の検討
・クレジットカードの継続/解約手続き
・自動引き落としの確認/停止
・インターネットバンキングの処理
・スマホアプリのインストールと設定
投資関連
・証券口座の整理
・投資商品の売却タイミング検討
・MPF(強制積立金)の手続き確認
・為替リスクを考慮した資金移動計画
・帰国後も継続できる貯蓄型保険の購入/変更
保険関連
・現地で加入している保険の継続/解約の判断
・継続の可否/解約返戻金の確認
・保障の空白期間が生じないための調整
・日本の保障と重複していないかを整理

具体的なアクションプラン
帰任6カ月前(内々示の有無)
・資産の総棚卸し→貯蓄保険など継続可能な運用へ
・各種解約手続きの確認
・税務関連書類の準備開始
・子供の教育方針、帰国後の住居
帰任3カ月前(内示の有無)
・不要口座の解約開始→貯蓄保険など継続可能な運用へ
・投資商品の売却検討(株・投資信託・仮想通貨)
・為替動向を見ながら送金計画策定
・子供の教育方針、帰国後の住居
帰任1カ月前(内示の有無)
・給与振込口座以外の口座解約(最低一つは残すこと)
・最終的な税務処理の確認(会社側手続きになる可能性も)
・必要書類の準備完了

上記は、駐在期間中に考えておきたいお金の部分を中心にまとめていますが、運用してきた資産や帰国後も継続運用するプランの整理は、慎重に計画を立てて進める必要があります。
そこで、実際の帰任経験者の声を交えながら、海外資産運用そのものより大事な知識を提供する為に、オンラインセミナーを開催する予定です。今から運用を考える人も、既に運用している人も香港駐在のお金の終活(整理)から始めてみてはいかがでしょうか。

110

執筆者
Insurance110
シニアコンサルタント 才田 弘一郎

才田画像2016

海外資産運用についてのお問合せはInsurance110まで
Insurance110 Company Limited
Rm. 2903, 29/F., Windsor House,311 Gloucester Rd., CWB
(852)3182-0110

insurance110 HP : https://insurance110.com.hk/
NNI香港  HP : https://www.nni.com.hk/

 

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