キレイをつくるレシピ帳 第45回「鯵のエスカベッシュ」

2019/05/22

川島令美

皆さんこんにちは。フードコーディネーターの川島です。
美容を絡めた日本のトレンドを基に、
「キレイをつくる」レシピを皆さまにお届けしていきます。
メイクや服装で見た目を変えることはできますが、
本当のキレイは身体の中から。
これから紹介していくレシピを日々の生活に取り入れて、
心も体も美しくなりましょう!

美味しくキレイを手に入れよう
〜鯵のエスカベッシュ

初夏に旬を迎える鯵(アジ)。

通年スーパーに並んでいるイメージの鯵(アジ)ですが、1月頃から産卵期がはじまり、春から夏にかけて漁獲量が増え秋の終わりから冬に落ち着いて、地方によって多少ズレはあれど産卵を控え脂の乗った初夏~夏が旬といわれているようです。

良質なタンパク質に、タンパク質の代謝を助け(ビタミンB6)肝脂肪の予防や免疫力を高め、お野菜からの摂取では難しい赤血球を作るときに必要な栄養素(B12)を含んでいるので、女性に多い貧血にも効果的ですね。今回はお野菜も共にたくさん頂ける、鯵のエスカベッシュレシピをご紹介します。
❶玉ねぎを薄切りに、にんじんを細切り、ほうれん草は3センチ程度のざく切りにする。
❷鯵は三枚におろし骨を取り(またはすでに処理済みのもの)、縦半分にしたらキッチンペーパーで水気をとり、軽く塩・こしょうし小麦粉を薄くまとわせる。
❸フライパンにオリーブオイル(大さじ1)を加え熱し、鯵に両面こんがり焼き色をつけ一度取り出す。
❹同じフライパンを軽くペーパーでふき、オリーブオイル(大さじ2)とにんにく、鷹の爪を加え香りをだす。玉ねぎを炒めしんなりしてきたらニンジン・ほうれん草の茎部分も加えひと炒めし、水(60ml)とAを加え煮立てる。ほうれん草の葉部分は最後に加えさっと火を通す。
平らな保存容器②を1/2敷き入れ、鯵をのせ、残りの野菜と残り汁も上から重ね、あら熱が取れるまで置く。
*冷蔵庫で一晩おいても味が馴染み美味しいです。
スペインなど、地中海料理のひとつとして白ワインなどお酒とも相性のよいエスカベッシュは、マリネ液がじんわり染み込み、初夏の暑さも気持ちよく和らぎ湿の溜まりやすいムシムシとする梅雨の時期にもぴったりですね。

ぜひお試しください。

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鯵のエスカベッシュ
  • 鯵1尾(片身2枚分)
  • 塩2つまみ
  • こしょう少々
  • 薄力粉小さじ2
  • 玉ねぎ1/4個
  • ニンジン1/2本
  • ほうれん草1/2束
  • 白ワイン大さじ3
  • 米酢(A)大さじ3弱
  • 砂糖(A)大さじ1
  • 塩(A)小さじ1/2
  • ローリエ(A)1枚
  • にんにく1片
  • 鷹の爪(輪切り)1本
  • オリーブオイル適量

協力:日本ボディスタイリスト協会
参考文献:食品成分表、新エステティック学


川島 令美 (かわしま れみ)プロフィール
フードコーディネーター/料理家/モデル
女優・モデル業と並行し、現在はフードコーディネーターとしてテレビドラマ、広告などのフードコーディネートやスタイリング、雑誌や書籍、WEB媒体にレシピやコラムを掲載、飲食店店舗のメニュー開発や監修、そして料理系のセミナーやイベントへの出演など幅広く活躍中。美食同源を提唱しており、日本ボディスタイリスト協会の食学科顧問を務めセミナーなども行っている。
公式HP:www.vivienne.co.jp/remi

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