「スパイスを取り入れた温活レシピ」キレイをつくるレシピ
皆さんこんにちは。フードコーディネーターの川島です。
美容を絡めた日本のトレンドを基に、「キレイをつくる」レシピを皆さまにお届けしていきます。
メイクや服装で見た目を変えることはできますが、本当のキレイは身体の中から。
これから紹介していくレシピを日々の生活に取り入れて、心も体も美しくなりましょう!
冬の寒さから、春を思わせる空気を少しづつ感じはじめる季節になってきました。
厚手のコートから、着るものも少し薄手の春物ジャケットに。そんな油断から、身体を冷やしてしまうシーンも増えてしまうのがこの季節。
冷えは万病の元。婦人科系疾患や美肌作りにも、冷えは大敵です。
美容に敏感な女性の間では今、〈温活(体を温める活動)〉が日常のものとして意識されはじめています。
体温が一℃下がってしまうだけで、免疫力は30%ダウンし、一℃上がると免疫力は5倍近くにもなり痩せ易い体質になると言われています。冷えとりグッズを取入れたり、運動をしてみたり…その方法はさまざまですが、ぜひ内側からの食べるケアも気に掛けていただきたいです。
そんな日々の温活生活に、温め効果のあるスパイスを取り入れてみてはいかがでしょう。冷え予防という点以外にも、いつものドリンクやお料理にワンアクセント加えることで、日々の食卓もきっと豊かなものになるはず!
[シナモン]
皆さんもご存知、一般的で取入れ易く風味豊かに仕上げてくれるシナモンは、体を温め、発汗・発散作用、健胃作用があります。女性特有の生理症状を緩和してくれる効果も。ドリンクやお菓子にささっとひと振り取入れ易いです。
[カルダモン]
「スパイスの女王」とも呼ばれるカルダモンには、口臭防止や腹痛、消化剤としての効果も。こちらもドリンクやお菓子作りに。体を冷やすといわれることもあるようですが、発汗作用があるためそう言われることがあるようです。
[クローブ]
胃腸を温め、漢方では丁子(チョウジ)の名で健胃薬としても使用されるクローブ。ハンバーグ種などお肉の臭み消しとして混ぜこんだり、焼き菓子などの風味付けにも。主張の強い香りで好きキライが分かれるので、初めて使用するときには加減して加えてみてください。
こちらのスパイスを一緒に煮出した、温活ドリンクレシピも合わせてご紹介します。
〈スパイシー・アーモンドミルク〉(1杯分) アーモンドミルク 1カップ カルダモン(パウダー) 小さじ1/2 シナモン(パウダー) 小さじ1/2 クローブ(ホール) 1個全てを鍋にいれ、温めます。 |
今回は血行促進効果のあるビタミンE豊富な、アーモンドミルクをベースにしました。
こちらに茶葉を一緒に煮出せは「チャイ」としても楽しめますが、今回はカフェインレスで寝る前にも召し上がって頂けるよう、シンプルに茶葉なしのレシピにしてみました。アーモンドの風味とスパイスが効いて、これだけでも満足感ある美味しさですよ。
体を温める効果のあるスパイスなどの食材を日常に取り入れて、無理のない温活と、味わいの豊かさを日々のエッセンスとして楽しんでみてくださいね。
川島 令美( かわしま れみ)プロフィール
フードコーディネーター/料理家/モデル
女優・モデル業と並行し、現在はフードコーディネーターとしてテレビドラマ、広告などのフードコーディネートやスタイリング、雑誌や書籍、WEB媒体にレシピやコラムを掲載、飲食
店店舗のメニュー開発や監修、そして料理系のセミナーやイベントへの出演など幅広く活躍中。美食同源を提唱しており、日本ボディスタイリスト協会の食学科顧問を務めセミナーなども行っている。
公式HP:http://www.vivienne.co.jp/remi
こちらレシピは一例になり、過度に同じものを摂取するのはバランスの偏りとなり返ってお肌にも悪影響がありますので、それぞれの栄養素をひとつの食品に偏らず取り入れてください。
協力:日本ボディスタイリスト協会
参考文献:食品成分表、新エステティック学