たった2日で体感!? 「涼茶」で肌荒れ解消の巻
香港をはじめ、広東エリアで広く愛飲されている「涼茶」。高温多湿という気候の中で、より快適に過ごすため古くに生み出されたこの民間の滋養法は、中国のドリンクビジネスの影響もあり、現代の若い人たちにもしっかりと引き継がれている。今回は肌荒れが悩みという編集部の体験記をお届け。
Check! 涼茶の種類(一部)
感冒茶(ガンモウチャー)
原料は根付きネギ、ショウガ、ミントとタントウシ(淡豆豉)。風邪をひいた時に飲まれ、のどの腫れ、鼻水、鼻づまりの改善、体の熱をとる。
廿四味(ヤーセイメイ)
お店により原料は異なるが、20種類以上の漢方薬を調合して煮出したブレンド茶。熱や湿気をとり、便通促進、吹き出物に効く。
亀苓茶(グヮイリンチャー)
亀ゼリーのお茶。体内の有毒な物質を排出するデトックス効果があるとされる。
読者のみなさん、こんにちは。制作編集部のTです。最近改めて自分の顔を見ると、思っていたよりも肌荒れが気になりました。季節の変わり目による気温の変化や、湿度、香港の水質、日々のストレス、食生活…と色々と言い訳を並べても肌荒れは改善されないので、現実を受け止め、身体の内側からキレイになろう!と香港生活初めての涼茶にチャレンジしてみました!
1週間に一度だけ飲むべし
まずは涼茶を購入すべく、涼茶店へ。お店の方に自分の悩みや症状を伝えると、その人に合った涼茶を勧めてくれるそうです。私は広東語が話せないので、身振り手振りと携帯の翻訳機能を駆使して肌荒れがひどいことをアピール。おじさんが、「それならこれだ!」と勧めてくれたのが、龜苓茶。その場でコップ一杯分をサクッと飲むこともできるそうですが、今回は身体の内側からキレイになるのだから一杯では足りないということで、ボトル一本分(HKD65)を購入しました。見た目は真っ黒で独特な味がしそうですが果たして飲み続けることができるのか…と不安になり、おじさんに「毎日これを飲めばキレイになれるのね?」と確認すると、大きく首を横に振り「毎日じゃない」と。1週間に一度、1日2回に分けて飲めばいい(広東語がわからなかったので多分)、と教えてくれました。1週間に一度でいいなら私にも続けられそうだ!
ということで、早速家に帰って飲んでみました。
甘味+苦味+酸味! 良薬は口に苦し
お店で涼茶を受け取った時は温かかったので、温めて飲む方が良さそうです。甘いけど苦味も酸味も感じるような何とも言えない味で、匂いはあまりしないですが、独特なテイストです。私はちょっと苦手だと感じましたが、身体の内側からキレイになるためならば、と一回分を飲み切りました。飲み終えた後の身体の変化は、なんだかお腹が活性化された感じがしました。
その夜、2回目分を飲み終えました。1回目に飲み終えた後に冷蔵庫で保存していたので、今回は冷たいまま飲んでみました。冷やした方が飲みやすく感じましたが、1回目ほど飲んだ後のお腹の活性化は感じられなかったので、やはり温めて飲んだ方が効果はありそうです。その後数日間お通じが良い日が続くことに。涼茶のラベルに解毒とあったので、身体の毒素を排出してくれているのかと、早速その効果に期待を持ちました。
早速の効果! お通じの良さが立証
1週間後、3回目と4回目を飲み終え、購入したボトル1本分を飲み終えました。独特な味に慣れたのか、最初に飲んだ時よりも飲みやすく感じましたね。肝心の身体の変化はというと、最初に飲んだ日以来お通じの良さは続き、体内の毒素を排出してくれている感じがあり、さらに写真の通り肌の発疹も治まったように思います。
今回涼茶を体験した結果、個人的には体内の解毒効果が高いと感じたので、今後も続けて更なる効果を検証したいと思います。みなさんも、健康に不安がある方は涼茶、ぜひおすすめですよ。