一日の締めくくりは「Swing Bar」で…広州

2020/08/05

P15 Swing bar 750

 

 連日炎天下の広州。営業外回り、各種打ち合わせ、工場や倉庫での仕事。夕方になればお酒が恋しくもなる。

 広州市内各地区、あちらこちらにある日本料理店や居酒屋。「とりあえず生!」で始まる夜。店内は賑やかだ。次々と運ばれるジョッキや料理。悪くない。悪くないのだが、時には静かな、落ち着いた空間で一人ゆっくりと飲みたい夜もある。

 そんな夜に訪れたいのがここ「Swing Bar」だ。階下にある、焼肉大本営の横にある階段を上がる。2階の奥まった場所にあるドア。そのドアを開けると、控え目な声で聞こえる「いらっしゃいませ」。こげ茶系で統一された、こじんまりとした店内は、それだけで落ち着きを保証してくれるだろう。

 

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 Swing Barには日本語堪能な2人の女性バーテンダーが常駐。1人はモモさん。柔らかい笑顔が素敵だ。もう1人はふくちゃん。可愛らしい笑顔の彼女は日本文学好きだ。まったくタイプの違う2人だが、共通点はお酒をこよなく愛していること。だからこそ、2人の根底にあるのは「美味しいお酒」の一言に尽きる。それを体現しているものの一つが氷だ。手作りのまんまるの氷はロックグラスにちょうど収まるサイズ。角の無い氷で飲むウヰスキーは早々に薄まることがないので、じっくりとウヰスキー本来の味が味わえるのだ。

 

P15 Swing bar 750

 

 もし、あなたがウヰスキー初心者だとしたら、店の敷居は高く感じるだろうか? 否。Swing Barでは各種ウヰスキーが60元からのグラス売りなのだ。まずは2人のバーテンダーからお勧めを聞くも良し、ジャケ買いのノリでラベルの格好良さで選ぶも良し。20種類以上の中から自分の好みに合ったウヰスキーが見つけられるだろう。

 

P15 Swing bar 750

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 広州市内中心部から、ほんの少しだけ外れた場所にあるSwing Barは車でのアクセスが良好。ほとんどの大通りは粤墾路に繋がっているのだから。むしろほんの少しだけ外れているからこそ、都会の喧騒からの逃避行ができるというわけだ。今宵、自分だけの時間を慈しみながら、ゆったりとグラスを傾けてみては。

 

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Swing Bar
住所:広州市天河区五山街道粤墾路(大本営焼肉横の階段を上がり2/Fへ)
予約電話:(86)155-9579-6365(モモ)
時間:19:30~02:00頃

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