梅肉鱧に沢山の幸「正本 珠江新城店」広州

2019/07/17

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季節を感じる、シンプルにして、贅沢な味わい。
本格的な懐石料理を『正本 珠江新城店』で。

 

Ä╩É^1「かいせき」料理と聞くと、みなさんはどの文字を浮かべるだろうか。「会席料理」なら、盛りだくさんの料理にお酒が振る舞われるイメージだ。では、「懐石料理」はどうだろう。懐石の基本は3つ。旬の食材を惜しみなく使用した、季節の味。シンプルに、素材を生かした絶妙な味付け。そして、食べる速さに合わせ一品ずつお出しする、お客様に寄り添った、もてなしの心配りだ。

開業から7年、広州在住者にはすっかりお馴染みの『正本珠江新城店』ではこの夏、メニューを新たに、ワンランク上の贅沢な味を提供する。これらの新メニューはもちろん、その中でも最上級の懐石を担当するのが梅澤総料理長だ。

今号の表紙をもう一度ご覧いただきたい。7月、日本の初夏が味わえる前菜だ。左上の小鉢は「ホワイトアスパラ豆腐」。蟹肉とオクラをあしらった一品はアスパラの優しく濃厚な味が楽しめる。すっきり爽やかなレモンジュレがなんとも涼しげだ。

右上の弓なり小鉢は「もろこししんじょ、鮎の一夜干し、鴨肉とセロリの酢漬け、クリームチーズの西京焼き、茗荷寿司」だ。鮎の一夜干しは内側に肝を塗って干しており、ほのかな苦みが鮎を引き立てている。クリームチーズは西京漬けにし軽く炙ることにより、コクの三重奏が味わえる。茗荷はさっぱりとした味とシャキシャキ感を楽しみたい。こちらの小鉢の品々はキリッと冷やした日本酒に合うこと請け合いだ。

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右下は「鯛の子と蚕豆の蜜煮」、普段なかなかお目にかかれない鯛の卵を優しく炊いた一品。中央は「豆苗の煮浸し」。素材の味をこわさない味付け、前菜の中の箸休めと言えそうだ。

そして、左下が「梅肉鱧」。歯ごたえもよく身の締まった鱧を丁寧に骨切りし、さっと湯引き。そこに梅肉醤油をさっと回しかけて食す。ここ広州で日本の初夏が味わえることの幸せ、さすがは梅澤総料理長だ。この懐石は600元から。お客様のお好みやリクエストに応じて献立を作るという。まさに「食のオーダーメイド」とも言えるであろう。結婚記念日や大切な人の誕生日、ビジネスディナーなど、上質な時間のために訪れたい。

夜になかなか時間が取れない方、友人と美味しさの時間を共有したい方もご安心を。新しいランチメニューもご覧あれ。刺身、焼き物、揚げ物、煮物に、サラダと茶碗蒸しまで付いた華やかなセットが登場するのだ。

7月下旬からの、梅澤総料理長の腕による『正本珠江新城店』新メニュー。
旬、素材の味、もてなしの心を、ご自身でぜひ、確かめてほしい。


正本   日本料理珠江新城店Ä-É^info

住所:広州市天河区珠江新城華成路12号
(嘉裕君玥公館北門)
電話:(86)20-3806-7098(日本語可)
時間:11:30~14:00、17:30~22:30

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