安心して受診できる「愛博恩総合クリニック・心療内科」広州

2019/06/05

クリニック診療科目の中でも日常生活において疎かにされがちな「心療内科」。2015 年に珠江新城に開院した愛博恩総合クリニックには頼れる医師が常駐、異なる背景 や国籍を持った患者にも円滑なコミュニケーションが取れるように配慮されている。

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予約から診察・保険請求まで、すべて日本語で対応可能で、大人から子どもまで安心して受診できるクリニックである。今回は、同クリニックの心理科専門医の趙先生に海外生活において特に注意すべき項目について聞いた。

【PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは?】

PTSDは、不幸な出来事によって命の安全が脅かされたり、事故、犯罪、虐待、人間関係などによって強い精神的衝撃を受けることが原因で、心身に支障をきたし、社会生活にも影響を及ぼす様々なストレス障害を引き起こす精神的な後遺症、疾患のことです。原因は多岐にわたりますが、事故などの大きな要因の他に、家庭環境や人間関係によっても発症するケースもあります。

4【症状】

以下の3つの症状が、PTSDと診断するための基本的症状であり、1ヶ月以上持続している場合には

PTSD、1ヶ月未満の場合には

ASD(急性ストレス障害)と診断します。

①追体験(フラッシュバック)

気持ちのなかで心的外傷体験の整理がつかず、自分の意志に反して頭のなかに浮かび上がり(侵入)、反復されることを指し、ただ単に体験に伴う嫌な

感情が思い出されることと区別されねばなりません。

②回避

心的外傷体験に関連した場面、場所をただ単に避けるということではなく、心的外傷に起因した恐怖感が抜けずに無意識のうちに回避行動をとってしまう場合に限定すべきです。

③過覚醒

入眠困難、易刺激性、集中困難と記載されていますが、これらの症状が凄まじい心的外傷体験にさらされたために感情が高ぶり、症状が落ち着いていく過程のなかで生じるものです。もちろんすんなり症状が改善されるものではなく、心的外傷体験に対するこころの揺れが波状の経過を取りながら消腿していくものと考えられます。

5【治療法】

心的外傷の治療に関しては、特効薬や手術などにより除去できるものではなく、カウンセリング方式で、数回にわたり1対1の面接による話し合いを通じて、外傷体験の出来事や現在の悩みなどを簡き取り、患者の不安心理の病巣はなにかを把握し、これを徐々に取り除いていく方法で行われます。薬の服用も並行して行うことが多いですが、PTSDの場合、多くの場合カウンセリングによる治療が一般的とされています。以下では、その具体的な方法を述べます。①心理的デブリーフィング、②EMDR治療、③トークセラピ一、④グループセラピ一、⑤行動療法、⑥催眠療法、⑦自己暗示療法、⑧精神分析的治療、⑨薬物療法などです。


1趙曦医師
臨床心療内科修士、催眠治療師、心療内 科医師、国家心理カウンセラー2級。これ までに約300企業と提携し、1000例を治 療を行う。特に親子関係、婚姻関係からく る心的ストレスへの治療を得意とする。

 

 

 

 


3【愛博恩総合クリニック(愛博恩総合門診)】
※各種海外保険対応

愛博恩では通訳サービスを始め、日本人が安心して利用できる医療サービスを提供している。当院では土日の他、緊急時24時間対応の診療を実施しているので、いざという時には心強い。託児所が併設されているので、小さなお子様連れでも安心して診察が受けられる。

診療科目:産婦人科、脊椎科・理学療法、医学美容科、歯科、眼科、小児科、内科、外科、泌尿器科、皮膚科、漢方医学映像診断、検査室(血液一般検査など)


 

愛博恩総合クリニック(愛博恩総合門診)
住所:広州市天河区金穂路62号広州僑鑫国際金融センター2202-2203室(地下鉄3・5号線珠江新城駅A1出口徒歩3分)
電話(両院共通):(86)400-672-6688(中国国内のみ、フリーダイヤル)、(86)20-3736-2110(年中無休24時間)、(86)185-2019-9110(日本語可、年中無休24時間)

愛博恩産婦人科医院児童保健センター(愛博恩婦産医院児童保健中心)
住所:広州市天河区龍口東路6号(地下鉄3号線崗頂駅A出口徒歩5分)
※両院共に自宅やオフィスからの無料送迎有り
一般診療時間:平日、土日祝 9:00~18:00
※緊急時24時間対応

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