深センものがたり 第5回

2018/10/31

話題の深セン人紹介

深センで出会った住人たちを筆者は”深セン人“と称す。大阪弁の東北人、豪快な女性をはじめ、一部で話題の深セン人のエピソードを紹介させていただく。

 

写真はイメージ

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東北出身の張さん

巨大な体の張さん、今にも壊れそうな車であちこち連れて行ってくれた。大学同期には政府の上級役人、大企業幹部の多くを知人に持ち、友のためには損得考えぬ人情家。

国営大企業に勤務していたが、肌に合わず退職。同じ東北出身の奥さんが長期出張していた大阪で暮らし、日本人に対する考えが一変、「当時は日本語も覚える気があれへん、グータラ過ごしてたんや。それが嫁はんの勤める会社の日本人社長さんと酒の付合いさせてもろてから、日本人を気にいったんや!」と張さん。言葉が通じず酒を酌み交わすだけだったが、気持ちが分かりあえたらしい。

帰国後深センに住み、社長さんと話したい一心で日本語を猛勉強、「嫁はんがボクの日本語の先生やねん、せやけど彼女の言葉は大阪弁やってん(大笑)」。張さん、あなたはコテコテ大阪風の深セン人や!

 

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豪快おっ母さん

河北省出身の王さんは超豪快な一児の母である。知人に誘われたBBQで初対面。買出しの市場で多量の食材を購入中、何人来るの?と聞くと「6人分、多過ぎるかい?がっはっは―」、3倍くらいの量を買っていた。

焼き奉行は王さん、っていうか誰にも触らせない。網に山盛りの食材を炭火や地面に落としまくる。皿に取分けてくれる灰や砂混じりのレア肉、食べ残す勇気は無かった。

栓抜きがあるのに大瓶ビールの栓を歯で開け、一息で飲み干す豪快さは頼もしいのなんの!今も彼女の強烈なイメージが残って消えない。

王さん、三国志の時代に生まれてたら豪傑武将になったろう!

 

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オチャメな金さん

軍のパラシュート部隊出身の金さん、関西出身の日本人女性と大恋愛で結ばれた。筆者とは深センで出会い、メシを食ったり、酒を呑んだり、意気投合。外食で筆者が酔っぱらった時、鋭い眼光で周囲を睨み、暴漢を寄せつけぬオーラを出していたと聞く。

長身で鍛え抜かれた体に坊主頭、怖そうに見えるが奥さんの前ではオチャメで面白く優しい男。娘も誕生(産んだのは奥さん)、元軍人らしい厳しい躾(しつけ)は彼の役目。関西弁が混ざる日本語も上達。彼は大切な家族を生涯守り続けるであろう。

金さん、次の極秘ミッションは”ボケとツッコミ“の習得を命じる!

 

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骨をかみ砕く美女

湖北省出身の郭さん、ハッキリ言って美人である。しかも性格が優しい。彼女のダンナが交際中曰く、「彼女を逃がすとボクは一生独身を貫く!」。現在は良妻賢母を地で行く素敵な若奥様である。皆が食後の談笑時、傍らで”バキバキ、ボリボリ“と何かを食べている。「何喰ってるの?」、と彼女に尋ねると、「ホネ」と答えた。そう、彼女は牛の骨が大好物なのだ。スペアリブの骨をかみ砕いて美味しそうに喰っていた…。次回も良ければ他の深セン人を紹介したく思う。かく言う筆者も“深セン人”である…。

 

 


宮城 紀生

深セン在住17年のベテランコンサルタント
宮城 紀生
[email protected]

WAYA

深セン華日(ワーヤ)コンサルティング
会社設立・運営、法律相談、会計財務税務
深圳市福田区深南大道6021喜年中心A610

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