ふわふわの幸せな猫カフェ「Free & Fun」広州

2018/08/07

猫に鰹節、猫可愛がり、猫舌、猫っかぶり、猫撫で声、猫跨ぎ、猫も杓子も、猫の恋……。「猫」の付く言葉はこんなにもある。それほど身近な猫たち。一緒に生活できたなら、猫の毛のようにふわふわと、幸せな気持になるに違いない。とはいえ、アパートの規則、広州にいられる年数、仕事の忙しさ等々で、そう簡単に飼うこともできないという方々も多いだろう。でも大丈夫。そんな時はここ、Free&Funに足を運べばよいのだ。

今年３月オープンから、ちょうど半年になるこの猫カフェは落ち着いたパステルブルーが目印。珠江新城駅から散歩がてらにちょうど良い距離にある。店内に入るとまずは手の消毒から。人にも猫にも大切なこと、しゅしゅっとスプレーしてもらおう。それから、自由に好きな席へ。奥へ進んでいくと、左手には中２階もある。

猫たちは自由気ままに店内を歩き回ったり、ソファの上で毛づくろいをしたり、じゃれて遊んだりしている。ただそれを眺めているだけでも、ほぅっと、目尻が下がってしまう。そして、だんだん遊びたくなる。抱きしめたくなる。「猫と遊ぶ代」が必要な店もあると聞くが、ここではそんなものは、いらない。好きなものをオーダーして、好きなように猫たちとのひとときを楽しめば、それでOKなのだ。

定番のラテをはじめとするコーヒー系、フルーツティー、シェイクなどチョイスは豊富。中でも薔薇と桜のソーダ（摩洛哥玫瑰配日本櫻花蘇打）は涼しげな薄ピンク、夏の日差しにぽうっと浮かぶ挿し色さながらに。

午後のお茶の時間にぴったりなスウィーツの数々からは、パッションフルーツ風味のチョコレートムース（百香果巧克力慕斯）やクランベリー入りオートミールクッキー（燕麦蔓越莓曲奇）など、こってり系から軽いものまで選べる。夕方からは少しのお酒も悪くない。フランスのビール1664、夏にぴったりのモヒート、ワインやシャンパンまで、都会の暑さを忘れさせてくれるお酒が充実している。