鰻と手打ち蕎麦が自慢「蕎麦屋」広州

2018/06/13

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紫荊路はセブンイレブンの横、小さな引戸に控え目な看板「蕎麦屋」。ん?ここでいいんだよね?と思いながら引戸を引くと階段が。上った先に日本酒、焼酎の瓶が並ぶ前台が見えてひと安心、間違っていない、ほっ。前台向かって左は地名の付いた個室スペース、右へ行くと明るいオープンスペースになっているのか。席からはそれぞれのスペースを通ることなくお手洗いへ行けるのが、今宵の約束のような時には嬉しい。

元気なスタッフにとある個室に案内される。落ち着きのある、こぢんまりとした部屋、名古屋。しっぽりとお猪口を傾けるのに最適だ。個室は全10室、2人〜23人まで収容できるとのこと。会社の暑気払いにも、ママ友グループでの女子会ランチにもぴったりだろう。

 

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個室予約の前菜が運ばれてくる。見目麗しいおばんざい盛りが、今宵の約束を盛り上げてくれそうだ。出だし好調、先に一杯、生ビールを飲みながら注文しておくか。まずは刺身を頼もう。ここはやはり、黒潮本マグロだな。なに!このマグロは解体ショーでさばかれたのか!うむむ…是非とも見てみたい。他の魚も毎日仕入れられた新鮮なものばかり、舌が喜ぶこと請け合いだな。

 

 

 

 

 

 

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お次は当然、鰻だろう。鰻本来の味を、柚子胡椒やわさび醤油で楽しむ白焼きか。それとも師匠直伝、料理長のみがその作り方を知っているという、秘伝のタレを使った蒲焼か。むむむ、悩むところだ。ん?鰻は注文ごとにさばき、炭火でじっくりと丁寧に焼くから、早めにオーダーしたほうが良いって?では今回は、皮はパリッと、身はふくふくとした、炭とタレの絶妙な香りをまとった蒲焼に、日本から輸入された香り高き(きっと値段も)有馬山椒をぱらりとかけて食すとするか。

おお!肝焼きと骨せんべいもあるぞ。ええっ!もう既に売切れ……(涙)。肝焼きは3匹分、骨せんべいは5匹分の鰻を使うから、限定品なのか。よし、次回は席と同時に予約しておこう。

 

 

 

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さあ、ここに来たからにはやはり蕎麦を堪能しなければ。石臼でゆっくりと挽かれた上質な蕎麦粉を使った二八蕎麦。毎日打ち立て、宵越しの蕎麦は絶対に出さないという。うむ、蕎麦の香りとコシを楽しむにはやはりせいろだな。って、ぬかった!更科蕎麦と田舎蕎麦、どっちが好みなんだろ?う〜、どうしよう……はっ!二色蕎麦がある。ふふふ、これなら好みにハズレは無し、しかもシェアして食べられるから、二人の距離もきっと、ふふふ。

 

 

「おまたせ!」いやいや、仕事が押して遅れたなんて、まったく気にならないさ。まずは乾杯としようじゃないか。お客様の到着をしっかりと把握したスタッフが、好い頃合で料理を出してくれる。なんとも心憎い気配りだ。好い頃合に冷酒も冷えている。香りを楽しみ、料理を楽しむ。杯を楽しみ、会話を楽しむ。好い頃合に酔いもまわった。次に来た時には何を食べようか。満足げな笑顔を前に、多彩なメニューがふと頭をよぎったのであった。

 

 

5★この道15年!若き職人、謝料理長★
18歳にして日本人の師匠の下で修業を積む。
その後5つ星ホテル内日本料理店でコース、宴会、会席料理を担当。
東芫にある 鰻専門店(姉妹店)の料理長を経て2017年10月、蕎麦屋料理長に就任した33歳好男子。その腕前は鰻で分かる!

 

 

 

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6蕎麦屋
住所:広州市天河区林和中路紫荊路1号201
電話:(86)20-3725-2415、(86)150-2401-2606(店長はる、日本語可)
時間:月~金 11:30~14:00、17:30~23:00、土日 11:30~23:00(通し営業)
VISA、Master、JCB、日本円での支払可

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